Doritoの日記
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2004年10月11日(月)

冷たい夜の空気に

雪が降ってはくれないかと望む



白くて柔らかい何億という結晶が

コンクリートの街を埋め尽くし

月の明かりが白さを増すごとに

空の黒さは深くなって

全てを包含しながらながら

新しい世界を作り出す

星空には緑の魚が何匹か泳いでいて

しばらくすると地平線に沈んでいく

吐く息は白く 

茶色の手袋が嬉しそうに笑う

空気の粒子は深々と降る雪と共鳴して

リンリンとメロディーを奏で

人々は嬉しそうに家路を急ぐ





でも、雪は降ってはくれなかった。

どうか夢の中では雪が降ってくれますように。


Dorito

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