2003年10月20日(月) |
自分を見つめるための物語。 |
「自分が今、人生のどの部分にいるのかわからない。 そんなに、真剣に人生について考えた事なんてない。 今の自分の気持ちが大事。 自分を見つめる事をしなさい。って言われたけど、 どうやって、見つめるの?」 相談者の方から、こういうお手紙をもらいました。 彼女は20代後半の女性。 今、真剣に自分の将来について、考えています。
今、この日記を読んでいる貴方も、彼女のようにどうしていいのか わからないと思っていますか? 私も同じでしたよ。 いつも、偉そうな事ばかり、書き連ねていますが、 私のこの思い、考えは、周りの人達から授けられたものばかりです。 師匠にも、色々な事を学びました。 そして、今まで読んだ数々の書物からも。
彼女の質問に答える為に、今日は昔読んだ本から、 ひとつの物語を紹介します。 どの本だったのか、もう忘れてしまって、著者も不明です。 お許しください。
主人公は自分を探すための旅にでます。 彼(彼女)は自分がどうして生きているのか。 生かされている、何か意味があるはずだ。と思っていました。 でも、どう考えればいいのか、わからない。 旅の中で色んな人に教えをこい、 様々な人を見ながら常に自分と照らしあい、 どんなに小さな出会い、出来事にも、意味を見出そうとしました。 ある日の夕暮れ、彼(彼女)は海にでました。 砂浜は気持ち良く、旅の疲れもあり、少しの間横になる事にしました。
彼(彼女)は夢を見ていました。 夢の中では何人もの人が、海の中にいました。 それぞれの人が、好きなように行動していました。 ある人は、向こう岸の島でのんびりと昼寝をしています。 ある人は、とにかく必死に、泳いでいます。 ある人は、ただひたすらに、海の中を歩いています。 ある人は、ただじっーと、海の中で考え込んでいます。 ある人は、海の生き物達とたわむれ、遊んでいました。 ある人は、泳ぎ方を知らないのか、溺れそうになっていました。 ある人は、回れ右をして、戻ってくるところでした。 そして、目が覚めました。 (自分は海の中でどう行動するんだろう) (今の自分はどうしているのか) しばらくの間考えていた主人公は、 家路につく為の準備を始めました。
この物語は、私が自分の人生を見つめるための材料になっています。
自分を見つめる事。 自分が人生のどの部分にいるのか。 物語を考える事がその答えを見つけるためのヒントになるかもしれません。
本当は生きる意味など考えなくてもいいのですよ。 私達は生きているのではなく、 生かされているのですから。
人はこの世に幸せになる為に、存在しているのです。 貴方も勿論、神仏からのご加護を受けています。 貴方にも勿論、守護霊がいます。 ただ、貴方の歩もうとしている道が、 近道なのか、回り道なのか、違いはそれだけです。
今日も又、難しい日記になっちゃいましたね。 いつも、本当にごめんなさい。 私の性格なんでしょうね。これが。
どうか、明日の秋晴れの中、 貴方が小さな出会い、出来事からも 大きな意味を見出す事ができますように。 良い一日をお過ごしください。
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