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2004年10月31日(日) 平助、逝く

「新撰組!」とうとう油小路。
藤堂平助の最期。

だいたいにおいて、大河ドラマは歴史ドラマだから、
ストーリーはわかっている。
だから、油小路のことも、結末は知っていたわけで。

だけど。やっぱり悲しい。
中村勘太郎の藤堂平助は、平凡で、優しいやつ。
斬り込み隊長だったらしいけど、そんな雰囲気はなく、
どっちかというと後ろから尻尾振ってついてくるような感じ。
争いごとは避けたいっていつも思っている。

その平助がかつての仲間と今の仲間の狭間に苦しんで、
最期には自身の義を貫いて、絶対にかなわない相手に向かっていく。
このときの勘太郎の形相がすごい。まさに鬼の形相。
心が泣いている。

あまりに平助がぽーっとしていて、
頼りなさげでどうなのよ、って思う面もあったけど、
この最期のシーンを観れば、勘太郎しかできなかったと思えた。
さすが、歌舞伎役者。
どんなジャンルでも本物の役者はすごいものだと思ってるけど、
着物の所作とか、この表情や心の表し方は、やっぱりさすが。


話の中身はまったくダメダメだったけどね。。。
(頼むよ、三谷さん!)


鳥乃 |MAILHomePage

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