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2004年08月16日(月) |
興奮!緊張!感激!! |
伊勢英子・絵本原画展を観に、秋田へ。
新幹線の車窓から眺める雲の展覧会。 そう、盛岡までの空といえば、伊勢さんが雲をスケッチした空! ビルが減り、田畑や山が増え、空気が澄んでくる。 すじ雲、いわし雲、積雲、入道雲……知らない名前の雲がいっぱい。 伊勢さんの雲がいっぱい。 同じではないけれど、同じ雲を、空を見ている。 だんだんと伊勢さんに近づいていくと思うと、それだけで興奮してしまう。
秋田着。 ホテルに荷物を置いて、展覧会へ。 おお! 伊勢英子さんご本人が! ちょうど、サイン会(?)のタイミングらしい。 絵本2冊を早速購入。サインをしていただく。 興奮と緊張が一気に高まる。
やっと展覧会へ。 出だしの「レクイエム」は観たかった1枚。 思ったより大きい。圧倒される。感動。 順路に従い進むうちに、ひまわりのタブロー連作が。 大好きな「永遠のそこ」が! 去年、安曇野で吸い込まれそうになった、あの作品が! 再びこうしてまみえようとは!
立ち枯れのひまわりと、よだかの星。 ゴッホと宮沢賢治。 孤独で、切なくて、美しい。 今年もまた、吸い込まれそうになる。 またこの作品を見られて、もう嬉しくてたまらない。
去年は、一部歯抜けで展示されていた『1000の風 1000のチェロ』。 今年は、全部通しで見られた。 100号のタブローもあった。 その他、いくつもの絵本原画を見て満足満足。 ついでにもう1周しようかと、うろうろしていると、 パシャパシャ写真を撮っている人がいる。 いいの?こんなとこで、と思ったら、協賛の柳田邦男氏。 う〜ん、関係者だしいいのかな〜、そういえば、ダメとは書いてないなあ。 思いつつ、再びひまわりの連作前へ。
と、そこにまたも伊勢さんが! 去年、安曇野の展覧会を観たことなど、連れが話かける。 伊勢さんは、とっても気さくな人で、 新宿と安曇野で交互に展覧会をしていること、 ひまわりの連作は、去年の安曇野がデビューだったこと、 このひまわりは、実は穂高のひまわりだってこと、 こんな暗い作品を描く人に見えない、とよく言われること、 などを話してくださる。 もう、感激するやら、緊張するやら、わたしはろくろく返事も出来ず。
すると、伊勢さんが「せっかくだから写真を撮ろう」と! 恐縮しつつ、お言葉に甘えて、2枚も撮っていただいてしまいましたとも。 「永遠のそこ」と「秋桜」のところで。
ああ、もう感激でお腹一杯。
夜は、展覧会会場でのチェロコンサート。 伊勢さんのチェロへの想いも聞け、大満足。
伊勢英子さんは、 どこからそのバイタリティーが湧いてくるのか、不思議なくらいに華奢で、 そして明るくて、素敵な女性でした。
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