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2004年03月16日(火) |
傷つくことと、傷を知ることと、成長することと (裏庭) |
梨木香歩『裏庭』再読。 この作品を読むには、勇気がいる。 人それぞれ、自分の中に「傷」を持っていること。 その傷に気づかないふりをして、「なんでもない」日常を過ごしていること。 でも、本当は傷に向き合って、大切にしていかなくちゃってこと。 成長するって、そういうことなの?
前回よりも、少しは梨木さんの言いたいことに近づけたかな。 結末のシーンが、前回よりも辛い気分にならなかったから。 でも、やっぱりこの作品は難解で、痛くて、辛い。 ひっかかりを覚える部分も、ままある。 好きなんだけどもね。
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