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2003年09月14日(日) |
学校に住みついた犬のお話 |
映画「 さよなら、クロ」を観てきた。 全体感は、う〜ん、ぼちぼち。 犬のお話ではなく、犬が寄り添っている人間のドラマを、 という意図はわかるが、どうにも中途半端。 一番痛いのは、十年という時間の重みを感じられないこと。 その間、クロがどういう存在だったかを伝えきれていないこと。 パンフや雑誌のあらすじ紹介を読んでないと、たぶん分からないと思う。 タイトルの「さよなら」もイマイチ。 そりゃ、クロとは最終的に別れるわけだけど、見終わった後、しっくりこない。 その方が興味そそるでしょ? っていう引っかけで安易につけた感じがする。
でもまあ、クロの葬式シーンでは思わず涙してしまいました。 あれはもう、校長役の渡辺美佐子に泣かされたと言っても過言じゃない。 さすがです。 そうそう、役者の演技はよかったので、これは楽しめた。 犬の演技(?)がまた素晴らしかった。自然で。まあ、ある意味当たり前か。
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