雨と雪と罰
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わたしの唇はいつもガサガサ。 たまに腫れて痛みを伴い、血が滲んだりする。
彼と毎晩のように繰り返すキス。 キスってもんじゃない。 絡め合い、吸い付き、噛みながら、擦り合う。
なんて濃厚な接吻。
彼とキスをし始めた頃は、 わたしの八重歯に慣れない彼が、 口を傷付け、良く口を押さえてたっけ。
キスは相手とひとつになれる行為。 呼吸をする口を互いで塞ぎ合うなんて、 なんてエロティックな行為なんだろう。
見つめ合えばキス。 抱きしめ合えばキス。
唇がガサガサなのは当たり前だ。
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