僕として僕は行く

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2004年03月11日(木)   blueを観た

藍色が遺したものへ



あんまりに魚喃キリコ作品に
思い入れがありすぎて観たくなかった
でも興味がものすごくあって

遠藤の髪を切るシーンや
渡辺のどなるシーンや
2人の言い合うところが
無かったり微妙だったり
配役もとてつもなく微妙であったりした

でも作品にはない音が混じっていて
おかしいくらいに間があって
風景が否応なしに目に飛び込んでくる






魚喃作品は絵も文章もほんとうに好きだ
背景がほとんど無く人物の動きのバランスと構図と
男の子もめちゃ魅力的
高3のときに真っ赤な表紙の「water」を読んで
あまりに残酷で冷淡で日常でびっくりして
それから止まらなくなった


" それでもちゃんと僕はここに居て

 僕は僕で他の誰かじゃないよ "






ジャケが好きなのは痛々しいラヴ
短編集は幸せな話が多くて大好き
南瓜は ハギオとのシーンが
焼き付いて離れない

えー好きすぎて「鳩よ!」まで買っちゃってる(笑)






時が経つにつれて
青は青じゃなくなって
いろんな色に変わるんだ

その鮮やかを どうやって忘れたらいい?
忘れられない












★ピロウズ 「ストレンジカメレオン」


katya |HomePage

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