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2006年05月23日(火) 先日の魔列車。

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<今日のケンシロウ>



そのままなしくずし的にごろー




しぐです。どうも。











前々から申し上げております通り、電車内という閉鎖空間で繰り広げられるカオスには

時としてヒトの某を脅かすほどの力があります。

走行中は脱出もできない。他人と限りなくゼロ距離でもってひしめき合うそのひとときは、

自分のテリトリーを侵害されつつ耐え続けなければいなけいガマン大会。

ちょっとした罰ゲーム気分なのです。


ただでさえ居心地が悪いのに、その上更なる苦痛を込められる時が存在するのです。

ほんとどうにかしてください。



先日朝、出勤途中のこと。

寝ても寝ても眠い俺、電車内での朝は当然だらだらと惰眠と覚醒の間を行ったり来たり、

さながら夢遊病者のごとき風体をかもしだしておる訳ですが、そんな平穏は一瞬で

吹き飛びました。

俺が座る右隣におっさんが座ってきたのです。


まあ空席に誰かが座るのは当たり前ですから、その行為自体に問題はありません。

驚愕だったのはその臭い。

なんだこれは。塩素の腐ったような臭い。

それはその右隣のおっさんから漂ってくる。

おそらくはこの人、胃が悪いんだと思うんです。

本人は自覚も無いし、人の体のことですからとやかく言えません。

しかしそんなの超越したレベルですさまじい臭い。理科の実験で何か失敗した際のような。


前にテレビで細木数子が、父親の口が臭くて嫌だという女子高生に対し

「お前ら家族のために胃を悪くしてまで働いてるんだ!何が臭いから嫌だ!ふざけるな!」

的な事を言ってるのをみたことがあるのですが、ごめんそんな悠長なこと言ってられない。

数子はもっと、現実に直面してから物を言った方がいいとおもう。




数分前に食べた天玉そばが食道を遡ってきそうになるのを感じ、思わずおっさんが座ってる

右側から顔をそらし、左側の空気を吸おうとした際に。


なんか左側に座ってるおっさんは、強烈に酢豚臭い。

なんなんだこの列車は。それぞれがそれぞれフェイバリッドスメルを装備し、周囲に

まき散らす、そういうイベント列車か。


右側から腐塩素臭、左側から酢豚臭に挟まれ、もう全く身動きがとれない俺。

またその二つの臭いの相性が悪いこと悪いこと。

ほんと終始半泣き、実際泣いてたかもしれない。

やっとのことで開放された後1時間くらいはずっと、気持ち悪いのが抜けずグロッキーでした。

なんでこんな目に。




毎日毎日、様々な危険を乗せてはしる電車という拷問。

日々不測の事態にそなえ、鍛錬と注意と覚悟をもって臨まないといけませんね。

住みにくい世の中ですよほんとに。





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書いてる人:しぐ

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