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2005年09月01日(木) |
そういえば今年唯一の海の思い出だ。 |
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<今日のニャン様>
ボールパンダ飽きたニャ
syggです。どうも。
徐々に去りゆく真夏の太陽。
あの暑かった強烈な紫外線を懐かしく思いながら、この夏の思い出を書きつづっていきますよ。
(たまってたネタ出し)
夏と言えば海。
焼けるような砂浜も、刺されると超痛いクラゲもそれはそれ。
火照ったからだを海水につけて冷やすのです。
小田急線 片瀬江ノ島駅
AM 8:00
来たぜ江ノ島!まだ人もまばらな海岸!
独りで。
(海の家の人が3人くらいでこっち見てた)
この日海に来たのは、ふと「砂の城は本当に壊れやすいのか」を検証すべく、まずは
砂の城、いわば本当の意味での「海の家」をつくろうと思い立ったのが発端。
早朝から海には目もくれず、独り黙々と作業をこなします。
こういう器具をつかって
にょーん
(水+砂)− 水 = 砂レンガ という概念らしいです
これで畳一畳ほどの城(掘っ立て小屋)を建造していきます
基礎部分(一段目とも言う)がやっと終了。
しかしここまでくるのになんと4時間もかかってしまった。
人が入れるくらいまで積み上げるとなると、10段くらいは必要か。単純計算で40時間。
明日も家に帰れない。
われた
器具もぶっこわれました。こいつにとってもこの仕事量は想定外だったに違いない。
変な方向に体をひねり、普段使わない筋肉を酷使した為、左背筋あたりのスジをおかしくして
しまった。これは独りでやる量じゃない。完成はあきらめよう。いさぎよく。
という訳で、
入り口を埋めて
棺桶に
少し離れた所でテントを組み立てていたホストっぽい集団が、水着の女性などには目もくれず
指さして爆笑してましたよ。
男の本能や煩悩、欲望に勝った。
城壁だけつくりましたよ
この後、鬱積した思いのたけを込めて蹴り砕きました。
さて、こういう環境下で4時間も作業をしていると、やはり色んな人に話しかけられる訳で。
「何やってるんですか?」と聞かれる度に返答に困り、
「いや、ちょっと罰ゲームで・・・」と答える俺が居ました。
なるべく話しかけてこないでほしい。
アフリカからの交換留学生だろうか。
すごく女好きな感じのサンコンみたいな人から話しかけられまして、その中の会話で
「そのマスクをかぶって海で泳がないのか?」
と振られました。
いやだなあ。こんなの装着して泳いだら、ライフセーバーの人が超高速で飛んできて、
そのまま勢いでぶん殴られるに違いないのですよ。
もしおぼれて死んだりしたら、馬ヘッド姿で溺死体。素顔がわからない、死体の顔が見えない
訳ですから、テレビでもガンガン流される。ダメだ。そんなの絶対ダメだ。
だから馬ヘッドで海水浴だなんて・・・
ご予想通り
えのしま
ライフセーバーの人による鉄拳制裁が怖いので、遊泳区域ギリギリ沖の方まで移動してからの
馬ヘッド装着。足がつかない。こええ。
今「引っ張られ」たら間違いなくあの世へ連れていかれる。
引っ張った方もたいそう驚くだろう。馬だし。
お盆の季節、水面下に感じる何かの気配におびえつつ、めいっぱい楽しみましたよ。
何度も言うようですが、独りです。
遠くで中学生っぽい集団が「馬が!馬が泳いでる!」と笑ってます。
親子連れが「あはははは!馬だー!」「馬だねー」と笑ってます。
馬ヘッドは海でも大人気。そのオールマイティーなポテンシャルに改めて驚く。
調子に乗ってぐるぐる回ってたら超酔った。きもちがわるい。
右奥の水色ボートが爆笑する親子
江ノ島と馬ヘッドが融合した決定的瞬間
ふと、ゴムの外の世界でエンジン音が轟くのを聞いた。
やばい。ポリスメンか。
いや、ライフセーバーの人にバレたに違いない。モーターサイクルでやってくる。
その勢いのままに殴られる。沈められる。
背中に走る戦慄とともに、俺は馬ヘッドを脱いだ。
クロスアウッ!(脱衣!)
やがて俺は、早々に陸にあがりました。もう独りで馬ヘッドで泳ぐのはやめよう。
酔って気持ち悪いし。デジカメ水没させたし。
あと海中でカップルが抱き合ってディープキスをしているところを目撃してしまった事も
心が折れた要因のひとつでした。大変いたたまれない。俺自身が。
先代デジカメが最後に写した景色
皆さんも、独り馬ヘッドを装着して海水浴をし、その姿を自分撮りとかする時は色々と
お気を付けくださいね。
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書いてる人:しぐ
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