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<今日のニャン様>
あーっひゃっひゃっひゃっひゃ!
syggです。どうも。
通勤電車。
窓の外には、毎日同じ景色が流れます。
毎日同じものをみていれば、当然それらは意識せずに自然と記憶されていき、車窓に広がる
景色について次に何が現れるか思い描きつつ、車内での退屈な時間は過ぎていきます。
先日ふと、その車窓から見える連続した風景に違和感を感じました。
とある二階建ての一軒家。
その家の二階部分には、電車が走る線路に向けて小さな窓があり、その窓は採光や空気の
入れ換えの為だけに存在するのでしょう。窓をふさぐようになる形で、常にアンパンマンの
ぬいぐるみがこちらに向けて鎮座していました。
しかしある日を境に、そのアンパンマンとは違うものが窓に置かれるようになったのです。
何だと思いますか。
おばあさんですよ。生身の。
ここ二週間、アンパンマンの代わりに毎日おばあさんが、上半身だけをこちらに見せる形で
窓の外を眺めているんですよ。走り行く電車を見ているのでしょう。たまに目が合います。
その目は優しくもあり、また厳しさもたたえたような・・・つまり車内からはそこまで
よく見えないので、まあ普通の目なんでしょうが、毎朝毎朝ぼーっとこちらを見ている訳です。
いわゆるこれは、ヒーローの世代交代であるのだと思いますが、愛と勇気だけが友達のアイツに
代わって、これからはこのおばあさんがこの家を守るヒーローになった模様です。
もし家庭内に問題が発生した時は、前任者のように「アンパンチ」とすぐに暴力に頼るのではなく、
むしろ「UNパンチ」と、暴力を否定して、平和的解決を目指して頂きたいものです。
若者はすぐにキレ、暴力が蔓延するこの時代だからこそ、こういったニューヒーローが
必要なのかもしれません。
がんばれ、ばーちゃんマン。
長生きして下さい。
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書いてる人:しぐ
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