Mt.富士ヒルクライム2006当日は4時半起床。眠い…。がんばって起きて出発の準備。窓の外を眺めると、あいにくの雨模様。富士山は雨雲に覆われて姿すら見えない。今回も過酷なレースになりそうだ。↑ 当日は雨、富士山は雲の中に今回はホテルに車を置いて、自走で会場入りすることにした。雨の中、ウォーミングアップを兼ねて走り、会場へ。ゴール地点への荷物を預けると、スタート時間まで暇になる。気温が低い上に雨が降り続け、一度暖まった体が冷えてきた。再びアップしに走りに行くにも混雑しているし、大人しくじっと(震えながら)待つ事に。ちょうどよく撤退済のテントが開いていたので、この下で待機することに。雨が防げていい感じ。↑ 撤退済のテントにてスタートを待つ7時になると、アスリートクラスから順次スタート。ロード男子29歳以下は最終スタート(7:35)なので、まだまだ時間がある。ゲート付近でスタートの写真を撮ったりしながら先に出発する選手達を見送る。↑ いよいよスタートトイレに行く途中、階段から見下ろすと、ものすごい数の選手達がスタートを待っていた。これでも数グループはスタートした後。参加者約4000人は伊達じゃない。↑ 駐車場にはスタート待ちの大集団レース会場でいつも混雑しているトイレ。今回は階段を上った先に簡易トイレが複数設置されていて、さほど並ばずに利用できた。年々、レース運営の問題点を改善されていていい感じ。スタート時間が近づく。スタート待ちの列の近くにて乳酸の発生を抑える効果があるというスプレーを宣伝していたので、みんな試しに手足に吹きかけてみた。周囲は湿布臭に覆われた…。…いよいよスタート。最初は選手が混雑しているので、落車しないよう気を付けながら進み、無事に会場を出るとマイペースで計測ポイントへ向かう。カーブのところでは渋滞が発生。雨で路面が濡れているのでみんなナーバスになっている。いきなり切れたチェーンを手に持ちMTBを押して会場へ歩いている人を見かけた。可哀想に、いきなりリタイヤだろうか。普段の整備をしっかりしていないと、大事なときに泣きを見ることになる。時空の路に続いて今回も体が全然できていないので、無理せずマイペースで走ることに徹することにする。恐らく6月末の美ヶ原も同様になるだろう。今年は低調でタイム的には落ち込む年になるが、来年へ向けてのいいきっかけになればいいな。計測ポイントを通過すると、気を引き締めて走って行く。路面は濡れているし、霧のせいで視界も悪い。雨が体を濡らし、なかなか体が暖まらない。気象条件は1年目より過酷なコンディションだ。HRは170台を目安に、心拍が上がりすぎないようにペースを抑えて走って行った。去年までは180くらいでもなんとか走り切れたけど、今年の体では無理は禁物。34x23〜25あたりの軽いギアで、脚に負荷を掛けないように回して行く。コンパクトドライブ大活躍。ペースが遅いので速い人にガンガン抜かされていくが、自分のペースを貫く。これは自分との戦いなのだ。回りのペースに翻弄されてはいけない。まーさんに抜かれたけど、追いかけることもなく、モクモクとペダルを回していった。…5km地点でタイムを見ると、すでに30分近く経っていた。北麓公園〜計測ポイントの区間の時間を差し引いても、去年と比べるとかなり遅い。単純に5倍すると2時間半ペースだけど、後半はそれほど時間がかからなくなるので、追い上げに少し期待。ちょうどいいペースの人は先に行ってしまったようで、去年までと比べると後ろについて行けそうな人があまりいなかった。むしろ人を引っ張ることの方が多かったかも。ある程度走るとだいたい似たようなペースの人が見つかってくるもので、ジャージにでかく「R」と書いてある人とか、数人と抜きつ抜かれつ。Rジャージは途中で先行されて諦めたけど、中盤で追い抜いてからは抜かれなかった。レースの中でもちょっとした目標があると全然違うものだ。…10.5kmの第1関門では給水もできるが、今年は走りながらの給水ではなく、止まってボトルに詰め替える方式。かなりのタイムロスになる。おれはダブルボトルで水分は十分に持っていたので、今年も無補給で走り続けた。後半になると体が暖まってきたのか、脚が回るようになってきた。HRも以前170台で安定していて、脚の状態も悪くない。イーブンペースで走ればこんなにいい感じで走れたのかと、少し感動。いつもがんばりすぎていたのかな。たまにダンシングを入れてリフレッシュしつつ、基本はシッティングでハンドルバーのフラット部に手を乗せて力まず。今年はビオモルフェのおかげでヒルクライム時の手の負担が大幅に軽減されている。フラットトップバーの効果は大きい。…低気温、雨、視界不良、なかなかの悪コンディションだ。雨の中走ることも坂を上ることも慣れているけど、それでもきつい。初心者も多く参加する大会だけど、初心者の人なんか相当きつかったのではないか。ほとんど我慢大会だったような気がする。こまめにドリンクを飲み、途中でウィダーinゼリーでエネルギーを補給したりしながらゴールを目指す。3年目なのでコースもだいぶ把握できている。それだけに、なかなか進まないことにもどかしさも感じる。…山岳賞区間では、明らかに去年より脚が残っていた。去年はもういっぱいいっぱいだったけど、今年は他の区間と同様にマイペースで走って行けた。この辺りから、だいぶ風が強くなってきた。山岳区間の終わり頃から、お馴染みの太鼓の音が聞こえてきた。このリズムを聞くと、疲れた体にもう一度エネルギーが沸いてくる。残り4km。さすがに脚に疲れが溜まってきているが、最後の追い上げだ。しばらく走ると平坦区間にやってきた。列車を組めるような人が回りにいなかったので、一人でガンガン飛ばして行く。その勢いで、最後の上りに差し掛かる。去年より長く失速しないでいけたが、勢いはゴールまでは保たない。それでも、限界を超えていた去年、一昨年に比べると若干脚に余裕がある。その力を使い切って、ダンシングでゴールへと向かう。ゴール手前では朝生つぐみさんが大きな声で応援してくれていた。寒い中何時間も応援し続ける大変さは、選手以上かもしれない。そのことに感動しつつ、ゴールラインを越えた。…ゴール地点の富士山五合目は寒い。汗や雨で濡れた体が冷えると死にそうなくらい寒く感じる。預けておいたバッグに入れておいた下山用ウェアに急いで着替えた。レース時はレーパン、レージャーにアームウォーマー、レッグウォーマーだったが、上のレージャーとアームウォーマーを脱いで長袖ジャージに。その上にウィンドベスト、さらに薄いフリース、ウィンドブレーカー、レインウェアと着込み、かなりマシになった。寒さを防ぐ脂肪が全然ないので、これくらい着込まないと五合目や下山時の寒さに耐えられない。とにかく、防寒着は生命線。グローブも冬用のものを用意。今回レインシューズカバーを忘れたことを除けば、準備は完璧だった。下山時間までまだ余裕があったので、レストハウスで休憩することにした。この中が暖かく、生き返った。逆に、冷気の立ち籠める外へ出たくなくなったくらい。↑ ゴール後にレストハウスにて小休憩今回もトラブルなくレースを走りきった我がロードに感謝。今回はコンパクトドライブ(シマノのFC-R700)のおかげで、だいぶ効率的に走る事ができた。自分のような貧脚だと、一度体験するとノーマルにはなかなか戻れない。↑ 今回大活躍のコンパクトドライブさて、上った後には下らないといけない。雨のコンディションだと、下りは地獄と化す。1年目の恐怖が蘇る。防寒着のおかげで寒さで死にそうということはなかったが、下りの恐怖は変わらない。↑ 下山はある意味上りよりきつかったグランフォンド糸魚川のときに濡れた路面でスリップして転倒した事が、いつまでも頭から離れない。回りの人との距離を調節しつつ、慎重にカーブを曲がっていった。ブレーキの効きも悪くなるし、常に神経を使っているので、1年目と同様にとにかく下りが長く感じた。下りきったときには体は冷えきり、震えが止まらなかった。経験者でもこんな感じだから、初心者の人(特に女性)などは相当きつかったのでは。ゼッケンについている券で、吉田うどんをもらって食べる。熱く辛いうどんが冷えた体を温める。食べている途中で震えがピタッと止まったほど。ほんと生き返った。↑ 吉田うどんで生き返る会場を後にするとホテルまで走って帰り、風呂に入れてもらった。ようやく本当に生き返った。その後は近くの牛角にて昼食。類は友を呼ぶらしく、駐車場には自転車を積んだ車が数台。牛角にてまーさんと別れ、それぞれ帰路へ。…今回のタイムは、去年より14分以上遅くなり、ブロンズステッカーの対象にも入れなかった。しかし、この半年の状況からは当然の結果とも言える。この体の状態なりに、ペース配分などを考え、全力を出し切ってうまく走れたと思う。今は仕事が忙しくて全然乗れてなかったけど、これから乗る時間を増やしていき、来年はもっといいタイムになるように努力していきたい。落ちるところまで落ちたら、後は上るだけだ!今年のタイム:1h 36m 17s去年のタイム(参考):1h 22m 10s
↑ 当日は雨、富士山は雲の中に
↑ 撤退済のテントにてスタートを待つ
↑ いよいよスタート
↑ 駐車場にはスタート待ちの大集団
↑ ゴール後にレストハウスにて小休憩
↑ 今回大活躍のコンパクトドライブ
↑ 下山はある意味上りよりきつかった
↑ 吉田うどんで生き返る