ぶらんこ
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姉の元生徒が入院している病院へ行く。 その帰り道。 リュックをかついで、自転車に乗って帰る。 海岸線を自転車で走りながら、海を眺め、大きな岩山を眺めている。懐かしい岩山。そこで遊んだ記憶がある。
途中、道が凍っているところと、氷の融けたところとあって、走りにくい。 倒れないよう、滑るように走る。対向車が来ると怖い。 バスが通り過ぎてったところで、道が洪水のように水嵩が増していく。 とうとう自転車では走れなくなり、足をつくと、かなりの深さになっていた。
しょうがなく自転車を押しながら歩く。他の自転車乗りの人たちも同じようにしている。 自分の靴が、登山用のゴア製の靴で良かった、と思っていたのだが、もうその靴も水のなかにすっぽりと入ってしまった。 足首くらいまでの深さになっている。
と、大きなカーブのところで、前を歩いていた自転車の男の人が、つつーっと、水の中に体ごと(自転車ごと)沈んでいってしまった。 おおおおおおおおーい!!驚いて大声を出す。 その男性はなんとか浮上して来たが、、、一体どうなっているのか? だって、さっきのバスはどうやってここを走れたっていうの???
そんなことを言いながら、前へ進むべきか、引き返すべきか、悩んでいた。
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