ぶらんこ
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倉庫からストーブを出した。 ファン・ヒーターだとばかり思っていたので、ちょっと意外だったのと懐かしいのとで、なんだか嬉しい。
夜になって早速ストーブをつけた。 パチパチと鳴った後、しゅ〜っと灯油の滲みていく音がした。 そうして、メラメラメラと炎が出てきた。 すばやくあったかい。 と言うよりも、熱いくらいだ。 ぷーちゃんがぶつからないように気を付けなければ。。。
ストーブをつけてから、部屋にいたこころを呼んだ。 何て言うかなぁ。。。と、わくわくしながら。 彼女は来るなり、わ、わ、あったかーい!と喜んでくれたが、その後、不思議そうにこう言った。 「ね。なんでやかんがのっかってるの?」
そっか、この子はストーブというものを知らないのか。。。 驚きの発見だった。(よく考えてみればわかるけど)
モイスチャーになるんだよ、と説明したが、ふ〜ん。。と、そっけない返事が返ってきた。 なんてことだ。こんなに素晴らしいシステムなのに!
お湯はいつも沸いているし、そのおかげで部屋は適度に加湿されるのだよ。 やかんだけでなく、これからはぜんざいとかも置いておけるのだよ。 ほら、こうやったら、火がちっちゃくもなる。
でも、そんなことは彼女にとって関係ない。 「あ、そう。良かったね。それよかこの匂いなに?なんか苦手だなぁ。。。」
やっぱりストーブを知らないのか。 まぁいいよ。 この冬でよーーーーーーーーーく知るようになると思うから。 灯油の入れ方から何から、たっぷりとやってもらおうじゃないの。笑
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