ぶらんこ
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夜中にふらりと散歩へ出かける。 もう皆寝静まっていて、辺りはひっそりとしている。 灯りがまったくないので、真っ暗だ。 目が慣れてくるまでに随分時間がかかる。
見えない道を歩くのは少し怖い。 ただまっすぐに進むだけ、とわかっていても。
畑の真ん中まで来て立ち止まった。 大きな雲が地平線の辺りにゆるぅりと横たわっている。 見上げると満天の星空。。。
わたしは星を見上げる。 ぷ〜き〜はわたしを見下ろす。 ぷ〜にも星が見えるといいのになぁ、と思う。
寝っころがっていたら ふたりの上に星たちが降ってきた。
わたしたちの息は ちいさなちいさな星の雫になって、 星空へとのぼってった。
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