東劇に見に行ってきました。 本当は初日に行くつもりが、休みに入った疲れがどっと来てしまい動けなかったんですよね。情けない… そして、今日は映画の日ということもあって早めに劇場に行ったんですが、30人ほど並んでいました。東劇で並んでいる人初めて見たかもしれない…。 それでも私の好きな席(笑)は空いておりまして、じっくり堪能してきました。
さて、映画自体の感想については前にDVDを見たときに書いたので、それ以外の感想を少し。 一番心配していたことが、なんといっても字幕。 スゴイことには字幕シナリオがパンフレットに全文載っていました。 それって自信があるということなんですかね? 殆どの楽曲の解釈としての字幕はそれほど悪くはなかったと思うんですが、RENTだけはなんだか笑っちゃいました。 だって「家賃家賃家賃…」 その通りなんだけど(苦笑) まあ、こればっかりはレントレントと並べてもおかしいしね。 あと個人的にやはり日本ではキリスト教の知識がないせいもあって、宗教的な言葉の翻訳は(ホントは訳したほうが良いんだろうけど)日本的に判りやすくなっていたように思います。 でも「Light My Candle」はかなり変な感じでしたけど。 初めてやってきたミミに一目見て「具合が悪いのか」ってどう? "I Know you? You'er-"だから、「誰だっけ?」でよかったんじゃ? その後もミミが「それに足が少し悪いの」って…。 ミミって脚が悪かったっけ?って普通に悩んだわ。 (ヒーターを止められたから寒くて)足がもつれるってことだと思うんだけどね。 きりがないのでやめます…。
あの劇場の空気感というのかな?それが映画館という中でちゃんと再現されているのかということも心配のひとつだったんですが、これはダメなのかな。劇場(NY、ロンドン、来日、日本版どれでも)に入るとなんともいえないあの感じ。 映画と舞台では違うんだなって思いました。 まあこれについてはある程度仕方がないことだと思っていたので、来日公演で確認して欲しいかな。
実のところDVDで先に特典映像も見てしまっているので、カットされたあのシーンだけは入れて欲しかったんですよね。 そのシーンはマークとロジャーが喧嘩するあそこ。 あそこで思い切り喧嘩別れしないとその後の「On My Own」での最後が生きてこないという気がしました。あのシーンが一番苦悩が描かれているところだったからちょっとすっきりさせすぎかな?
それから気になったのはやっぱり、マークとモーリーンに年齢を感じたわ。 映画館での大画面で見ちゃったからかもしれない。 他の役はある程度年齢がいっていてもおかしくはないけどね。 それでもあの2人でなければいけなかったと思わせる(っていうか思ってしまうほど)、歌の威力はスゴイ。 あのオリジナルキャストに宛て書きされたということもあるけど、この10年で彼らが確実に育てたんだなって思いました。 やっぱり24日にNYに居たかったな〜 今更言っても仕方がないことだけどね。
それからやっぱり残念だったのは、殆どの撮影がNYじゃなかったことかな。 あのロフト前の通りがセットだということは仕方ないことだとしても、そのセットをNYに組んで欲しかったな。 だからエンジェルとコリンズの「I'll Cover You」が変なのよ。 何がってNYじゃあんな明るい太陽が降り注ぐのは夏だけだって。 やっぱりね、光の感じが違うんだよね。ロスとNYじゃ。 そこがさ、勿体無い気がするんだけど。 そんなこともあって、NY発のミュージカル映画という看板が「Producers」に持って行かれちゃったんだよね。 まああれは、それが売りの映画だったけどね。
また思い出したら何か書きます。
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