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2005年04月23日(土) 何をしていたかって没小説書いていました。

 うっわ、すっげえ日記サボっていた……!
 その間に私は木更津キャッツアイにハマって、にゃー! なテンションになり、おかしいな、この間へこみーとか微妙に書いたはずなのに一体どこにへこみーが行ったのか解らない。ナンテコトダ。へこみー状態が私に続くわけねえだろ!(ソンナ、バカッポイ。ナンテコトダバカッポイ。バカダガ)


 あとやっぱりパソ子がいないと日記も書きにくいです。小説も書きにくい。部屋に帰ってネットしたい。今は居間だったりゲーム部屋(つーか物置部屋。我が家は人口が減ったせいか余っている部屋が二つある……)にいたりするので……、うぅパソ子早く帰ってきてー! な気分です。
 ついでに久しぶりに部屋を掃除してみた。……旅行ポーチ発見。あれ。こないだ使ったのは三月中旬だったから……こんなに掃除してなかったのか!(((((((( ;゚Д゚))))))) まぁ私はめんどくさがりだし(その一言で済ます)。
 ハードディスクがなくてすっかり座ってもいないパソ子デスクを掃除してみた。キーボードも。懐かしさを覚えた。帰りてぇ……。主はいませんが、とりあえずディスプレイカバーを新たに買ってきてかけてあげました。これでパソ子が帰る準備は万端です!
 でもいつ帰るのか検討もつかん。
 というわけで無理やり学習机(いまだにある。もはや化粧台にしかなっていないが)の上にノーパソ置いてみた。使いにくい。パソ子カムバック……。


 あと随分更新していないことにも気づいた(いまさら)。
 しかし……何を更新できるというのか……何もない。
 没になった文章はあるんですが。うん。
 そろそろ本気でファザプレかかなあかんなぁとおもいまする。何せいまだに面白かったよメールが来るのはロリータなのである。
 ところでなんとただどれはプロット作成中です。おおまかな流れは決めて、今は章ごとに作成しています。電車の中で。ビバ空いてる電車……。
 しかしそんな細かいことをやり始めたらいきなり知らん人がプロットに現れた。……いつもこんなんです。細かく人物決めません。必要になったら出します。性格もストーリーに合わせてです。そんなもんです。
 しかしただどれをいまだに読もうという人は一体本当にいるのか。



 スリーエスアソシエイションは見事に書いた文章没りました。ふ。ふふ……コメディって激しく難しいですね。まじ難しいです。何コレ。
 没の残骸でも載せておきます。書いたのに没ってもったいないから。

 と、その前に。




 優しい人、さんくすー!


 |Д`)ココには勇者がいるんだね…私もいつかは山に登ってみたいです。

 後悔するからやめておけ。

 いやでも普通のメニューはおいしい。うん。勇者になろうとしたときは、まじでおいしく感じます。……気のせいじゃないと思う。癒し系の人々は「おいしい」といいながら食べていたんだから。私の舌が麻痺っていたんじゃないと思う……。
 雑炊とか胃に優しいヨ!



 ひの姉さん、「ベビードール」読みましたよ!ここで香水の話を見てからベビド熱再発!やっぱベビドはいい!当分ベビドオンリーになりそうな予感です。

「ベビードール」を読んでベビドをつける気になるなんて……ナンテコトダ・゚・(ノД`)・゚・ いやまぁそれはともかく(笑)。
 ベビドはいいですよね! 大好きです。私もしばらくベビドオンリーだったけど、というかそれほどつけてねえけどかわいくってオンナノコって感じがしてよいのです!
 でも最近の私はマットイエローだが(裏切りか)。



 ほらネ。やっぱオイシインダヨ甘口すぱ。好みの問題デス、好みノ。ネ?

 好みの問題かもしれないが……むしろ味覚障害の問題かもしれないが……。
 アレ、おいしいって無理だよ……うちらのあとで食べてた人も泣きそうだったじゃないか……そういえば、おいしいと言った彼も一人暮らしだ。
 みんなマトモナモノ食おうぜ!



 ただどれプロトタイプ読みました。はいあーんって、はいあーんってええええ!?

 あ、ただどれを読んでくださっている人がいた!
 あれは若気の至りです。つーかギャグです。
 思わず私も読み返した。
 キモチガワルイ。自分が書いたのにナンテコトダ……。


 初期の方ー!(もうチャットで返事したけど)

 いつのまにかへこみーが直っています。ナンテコトダ……。あぁでも上を目指したいのか? よくわかんねえ(笑)。
 でもでも食べに行きましょう! ひつまぶしー! よく考えたら下にキルフェボンもあるよネ!(食い倒れるつもりか)





 では以下からスリーエスアソシエイション没編。こんなに書いて没るなんて……ナンテコトダ。




 スリーエスアソシエイション


 しゃーこしゃーこしゃーこ……。
 今日も愛車サルバトーレ号は快調だ。始業式にあわせて油を差した甲斐があった。サッチーはペダルの重さを「軽」にあわせてめちゃくちゃに足を回した。
 しゃーこしゃーこしゃーこ……。
 完璧な回転数である。足が滑るほど軽快にペダルが回る。ちょっと空回っている気もしたがサッチーは気にしないことにした。いや、このことはすでに気にしているのではないかとサッチー自身思っていたがやはり気にしないことにした。
 走っていると街のどこかかしこで桜を否応なしに目にする。ピンク色に染まった桜。日本人、桜好きすぎだ。わざわざ朝っぱらから、桜の名所「さくら公園」でサラリーマンが青いシートを広げているのを見ると、どこにでも咲いているのにどうしてわざわざ場所取りをしてまで花見をする意義があるのかわからなくなる。でもサッチーは桜が好きだ。というわけで、立ち漕ぎを始めて。片手を真上に上げて。
 民家の塀から漏れている桜に、タッチ!
 ばきっ。
 軽快に漕いでいてスピードが上がっていたせいで、枝が折れた。とさりとバックで桜の落ちる音。サッチーは足を止めて振り返った。下がった眼鏡をちょっと上げてみたが、桜が落ちているのは変わりなく。
 そして民家の門から禿げたおっさんが出てきた。
「何しとるー!」
 サッチーは慌てて落ちた桜を掴むと全速力で自転車を漕ぎ始めた。サルバトーレはとても快適、怒りで顔が、いや頭まで赤くなったおっさんが走って追いかけてきたけれども、快調サルバトーレに勝てるはずもなく。かなり漕いでからサッチーは振り返った。おっさんの姿はない。目の前に広がるのは、ただの集合住宅。家だらけのせいか、ピンク色の木の姿はどこにもない。味気ない風景だ。
 同じ高校の制服を纏った学生がやったらサッチーを見ながら通り過ぎていく。サッチーは自分の手の中にある折れた桜を見た。桜は見事なまでに満開で。サッチーはベルトに枝を差し込んでまた軽快にサルバトーレを漕ぎ始めた。
 桜も満開、サッチーも満開、そんな気分で高校二年生が始まる、始業式の朝だった。



 サッチーの通う坂下高校はそんな名前だが坂の上にある。桜並木が道路を覆う車線もないほどの幅の坂道が、坂下高校へ行く二つの道の一つ。もう一つは反対側の坂道だ。当然、二つしかないので坂下高生の半数近くがこの道を通る。
 結構な傾斜の坂である。しかも長い。一番下から覗くと気が遠くなるほど長い。とりあえず、山の上にあるような錯覚を起こす。実際山のようなものだったが。歩くと上りきるのに十分弱かかる。それをサルバトーレを駆使して上るのはひどく骨の折れることだった。
 しかしサッチーはこの光景が大好きだった。何故なら――。
(――太もも!)
 最近の坂下高校、かなりミニ丈ブームである。膝上二十センチ当たり前。それを下から自然に窺えるという素晴らしい坂。まさにサッチーのためにお膳立てしてくれたかのような坂である。しかも坂下の制服はここら一帯では一番のかわいさを誇る。紺色のブレザー一つとっても緑のチェックのスカート一つとっても、なんだかデザインが野暮ったくないのである。さすがは私立高校、有名デザイナーを呼んだだけのことはあるデザインだった。
 登校も久しぶりとあってサッチーはウキウキウキウキ自転車を漕いだ。油を差したとはいえ坂はやはりきつい。けど、ピンクの桜にスカートから覗く太ももに助けられ苦もなくサッチーは坂を上っていく。
「オハヨ、サッチー!」
「サッチーだー! 久しぶりー! 元気ー!?」
 途中でクラスメイトの女子に声をかけられ、サッチーは顔だけで振り返った。自転車のスピードは変えず。
「俺はいつでも元気だぜぇ! ユーは!?」
 ぐっ、と親指を立てて彼女達に突き出す。彼女達は短いスカートながら跳ねるように身体を浮かせて言った。
「元気ー!」
 ぐっ、と親指立てが帰ってくる。サッチーは満足そうにその手を振り上げた。――そのとき。
 サッチーの愛車サルバトーレ号は思いっきり誰かを轢いた。
「あ?」
 サッチーはようやく前を向いてブレーキをかけた。サルバトーレ号から降りて振り返る。桜の木に抱きつくような形で、見覚えのある男が立っていた。その隣には、
「あ、サダコ!」
「私は貞島!」
 サダコがいた。長い艶やかな黒髪ストレート。地毛なのに付け睫毛かと思うようなふさふさの睫毛を代表とするような整った目鼻立ち。サダコは髪で顔を覆わない限りはとても綺麗な女子高生だ。しかしサダコはスカートがせいぜい膝上十センチなのでこの坂におけるサッチーのターゲットではない。
 しかし、サダコがいるということは。サッチーは横目で桜の木を見た。じゃあ、この桜にへばりついている男は――。
 ばりっといきなり男が桜から剥がれた。心なしか、クリーニングに出したてだろうブレザーは薄く茶色く汚れていて、男のデコと鼻はとりあえず赤く滲んでいた。
「お、おぉぉ、さわでぃー……三日ぶり……」
 男――さわでぃーは伸びた髪をゆっくりとかきあげた。同じようにゆっくりした動作でさわでぃーは歩いてきて――、
「何すんだ、ゴルァ!!」
 ラリアットをかました。ぐはぁっ! と悲鳴を上げてサッチーはわざと倒れてみせた――が、倒れた位置にはちょうどサルバトーレ号が立っていた。派手な音を鳴らしながらサッチーはサルバトーレ号と共に沈んでいく。その前にずさっとさわでぃーが仁王立ちした。サッチーが見上げるとちょうど満開の桜がバックグラウンドで咲き誇っていて、少し迫力がある。
「……自転車は。前見て漕げや。危険だぞ」
「さわでぃー。お前、何、一句詠んでんの?」
「うるせぇ。瞬時に詠めた俺は最高にすげぇ」
 がっ! と思い切りサッチーのみぞおちにさわでぃーの足が入る。サッチーはつぶれた悲鳴を上げた。
「お、お前……、何がさわやかサ○デ〜だ……商標に偽りありだ……」
「さわやかだろ、俺様。さわやか○ワデ〜、って俺はそんな体臭放ってるのか?」
「このワキガが」
「マジ殺すぞ」
「さわでぃー、もう、早くいこ。サッチーなんて放っておいて」
 サダコの声にさわでぃーの振り上げられた足は止まり、サッチーは助けられた。いつの間にかサダコは坂を上っている。さわでぃーは本当にサッチーを放ってサダコを追いかけ始めた。
「おう、サダコ。行くぞ」
「だから、さわでぃー、サダコはノン。私、貞島」
「お前こそさわでぃー言うな。お前、俺の本名知ってる?」
「澤田」
「いや、下だし、聞いてるの」
「ていうか、俺、放置カヨ、このバカプル!」
 サッチーがサルバトーレ号に絡みながら必死に叫ぶと、二人は坂の上から見下ろしてきた。
「サッチー、さっきから気になってたけど何桜差してんの?」
「あ?」
 転んだサッチーの腰元には満開の桜が咲いていた。転んだ衝撃ではらはら花びらを降らせながら。
 サッチーはため息をこぼした。
 あぁ。サダコ。お前、スカート、長すぎ――。




 さわでぃーのせいでちょこっとだけサルバトーレ号の回転が悪くなった。漕いでも漕いでも進まない。それは坂がきついだけかもしれなかったが。学校について、いつものように校門に一番近い自転車置き場に止めようとしたら、遠くから声がかかった。
「サッチー、そっち一年だよー。あ、馬鹿だからもっかい一年生ー?」
 きゃはは、と笑い声がした。あ、そうか、とサッチーは「俺、追試受けたら上がれたー」と笑顔で校舎に近い二年生の自転車置き場へ向かう。自転車置き場でも何人か知り合いに出会い、声をかけられた。あぁ。学校はやっぱりいい、とサッチーは思う。皆、サッチーに声をかけてくれる。ちやほやちやほやちやほやちやほやされるのがサッチーは大好きだった。
「やあやあおはよう、やあおはよう、久しぶりだね諸君、元気だったかい」などと言いながらサッチーは廊下をぺたぺた踵の潰れた上履き鳴らして歩いていく。と、四階の階段を上ろうとして足を止めた。今日からは二年生、一個下の階が使えるのである。この学校、年寄りに優しいシステムで、年を食うごとに教室の階が下がっていくのであった。
 どうせクラス替えもない。サッチーは自分の教室目指して歩いていく――ところで、む? と眉根を寄せた。
 サッチーの前を歩いている、この二人の後ろ姿。……一人はわかる。この中途半端な髪の長さの男は、小学からの腐れ縁サンボだろう。サンボの隣を歩いているふわふわの髪の女の子は……まさか……。
 サッチーは上履きの踵が潰れていることも忘れて突然全速力で走り始めた。そのとたんいきなり上履きが足の裏からずれた。
「うぉっ!?」
 サッチーは前のめりになったが、何とか転ばず、リズムを取るように片足を跳ねた。どうもバランスがうまく取れない。けんけんをするような形になってだが勢いとめれず、サッチーは前を歩いていた二人に――、
「くっ!」
 サッチーはバランスを整え――、
 サンボに抱きついた。
 ……しばらく二人は抱きしめあっていた。顔を巡らすと、サンボの隣にいた沙知代と目が合った。沙千代はふわふわした髪と同様ふわふわ笑った。思わずサッチーの顔も綻ぶ。その時だ、サンボの腕がわなわなし始めた。
「……サッチー……その手の趣味だったのか……」
「ちっがーう!」
 思わず思い切りサンボを突き飛ばす。サンボはそれだけでふらっと壁に激突した。壁にぶつかったのは背中なのにサンボはなぜか黒ぶち眼鏡の上辺りを押さえた。肩上まで中途半端に伸びた黒髪と重なって、表情が見えなくなり異常に暗く見える。しかも細すぎる体に親が期待して買ったブレザーは合っていなく、ぶかついていて、余計に暗く見える。
 そしてサンボは顔を上げた。
「ごめん、俺はマリーちゃんラヴなんだ……」
「知るかよ!」
 マリーちゃんは火曜六時半からやっている魔法少女アニメの主人公だ。……サッチーは知っていた。
「サッチーくん、久しぶり。元気だった?」
 後ろから沙知代に話しかけられ、サッチーは満面の笑顔を浮かべながら振り返った。
「うん、ボクもちろん元気! だって二年に上がれたもーん!」
「よかった、サッチーくんがいないとうちのクラス寂しくなっちゃうもん」
「マジで!? アタシがいないと沙知代も寂しい!?」
 沙知代が笑う。
「当たり前じゃない」
 じゃあね、と沙知代は柔らかく笑って教室に消えていった。サッチーは彼女の姿が消えるまで手を振り続けた。
 ドアが、閉まるのを見届けてから。ゆっくりサッチーはサンボの方を振り返った。
「……サンボ……てめ、何、沙知代と一緒に来てやがる……」
「いや、下駄箱で会っただけだし」
「言い訳はお母さん許しません!」





 もう書けないorz
 がんばりまーっす……orz




一言ございましたら。

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