僕と君と世界の距離を

2005年01月09日(日) 甘ったれブルース

かわいがるってことは
その人を自分より下に見るってことです。

どう取り繕うとも
「かわいがる」「甘やかす」「守ってあげる」
という行為にはそういう一面もあるということを
私は割りと実地で知っています。
そうでないパターンを私はほとんど経験したことがない。

あくまで私の経験なので
別パターンがあるのかもしれないのですが、
でも私は今まで26年間生きてきて

「私のことを心配し、守ろうとする人」
「妹みたいな存在と言う人」

が私を下として扱わなかったことはほとんどなかったので
(この場合「見下す」とかじゃないのです)
確率としては割りと良いんじゃないかしら。

まあ別に私はかわいがられるのも甘やかされるのも
好きだし下に見られるのも別に苦じゃないです。
真摯正銘の末っ子だな、こう書くと。


ただ「守ってもらう子」は守れないのです。
「受け取る子」は差し出すことができないのです。

それが本当はどんなにせつないか、
それは理解されるものでなく
そして理解されなくてもいいことなのです。


いつか自分の全てを差し出したい。

みんなにそうすることはできないから
(それは身に余る)誰か、たった一人でいいから。


そんな風に
できもしないことに憧れ、夢想したりする。
それは甘くて、でもかなり本気の夢なのです。

ばか。


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