かわいがるってことは その人を自分より下に見るってことです。
どう取り繕うとも 「かわいがる」「甘やかす」「守ってあげる」 という行為にはそういう一面もあるということを 私は割りと実地で知っています。 そうでないパターンを私はほとんど経験したことがない。
あくまで私の経験なので 別パターンがあるのかもしれないのですが、 でも私は今まで26年間生きてきて
「私のことを心配し、守ろうとする人」 「妹みたいな存在と言う人」
が私を下として扱わなかったことはほとんどなかったので (この場合「見下す」とかじゃないのです) 確率としては割りと良いんじゃないかしら。
まあ別に私はかわいがられるのも甘やかされるのも 好きだし下に見られるのも別に苦じゃないです。 真摯正銘の末っ子だな、こう書くと。
ただ「守ってもらう子」は守れないのです。 「受け取る子」は差し出すことができないのです。
それが本当はどんなにせつないか、 それは理解されるものでなく そして理解されなくてもいいことなのです。
いつか自分の全てを差し出したい。
みんなにそうすることはできないから (それは身に余る)誰か、たった一人でいいから。
そんな風に できもしないことに憧れ、夢想したりする。 それは甘くて、でもかなり本気の夢なのです。
ばか。
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