| 2004年07月22日(木) |
「69〜sixty nine〜」 |
今みとかないと絶対映画館で観れない、 と思いいきなり思い立って仕事帰りに観てきました。 やはり基本映画は映画館で観るのが好きです。 てか映画館のあのごちゃごちゃした感じが好き。 すかすかの、人の少ないのも好き。
ネタばれはございますので気をつけて!
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すでにOPの音楽で やられてしまいました。 わ〜ん、大好き!わけもなく! (ちなみに石井克人やタランティーノや ウォン・カーワァイの映画でもよく思う) (たぶん騙されてるけどまあいい) (むしろあの感じに騙されてるのが快感)
昔のあの、あの、あの感じ(わかって!) ってほんと私の中の女の子心をくすぐります。
そしてケン(妻夫木)は クドカンの描く典型的な妻夫木の当て役で、 クドカンの持っている妻夫木のイメージは 一貫してずっとこの感じな気がします。
普通にエロくて、ほどよく面白くて 自由なとこは自由で、でも意外とちゃんとしてて 肝心なところが欠けてない。
クドカンとは妻夫木に対するツボが 違うのですが、こういう風に 妻夫木を捉えているわけはわかる。 あの子は健康的で何も欠けていなく、 しかもそれを役者として欠点だと考えず、 逆に長所としてしまうしたたかさがあるからです。
冷静に自分を見れている。
あの子本人はだから意外とかわいくない子です。笑。 私個人としてはもう「さぶ」のようなありえない役を 芯に健康的な強さを持った人にやられると 本当の光のようで素敵〜ツボ〜となるわけですが。
妻夫木語りになってしまった。 違う違う。
クドカンの脚本ですが相変わらず ひねった構成で遊ぶのが好きなんだなと。 ラストが「またそんな遊んで!」っと言いたくなる 感じでくそーと思いました。 「みんなをびっくりさせたろ!」という気持ちが 本当に強い人だなあ。たぶんそこが「書く」原動力の 人なんだろうと思います。エンターテナー。 クラスに一人はいるそういう子を 私は嫌いではなかったです。
関係としては岩瀬(+ケンとアダマ)も 捨てがたいですが、やはりアダマとケンの関係は アダマ目線で考えるともう胸きゅん(笑) こういう子はケンみたいなタイプの 男の子に絶対勝てなくて (そして勝てないことである意味満足している) そして思考から自由であるケンの魂に 憧れて、愛しているんだと思います。
ランボーに憧れる男の子は、ランボーにはなれない。 なれないからこそ憧れるというのもあり。
キャスティングでこれはずるいな、 と思ったのが「柴田恭兵がケンの父親」 これは、世代的にずるい。笑。 うちらの世代は柴田恭兵といえば あぶない刑事が自然と出てくるわけで そうなると全然説明されなくても あの感じからケンの父親がすでに納得つか。 そういや似てる…とか思うともう負け。 キャスティングディレクターに負けてる。
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徒然に感想だしてみました。 文章をまとめる才能ください。
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