りんごの日記...りんご

 

 

真夜中の恐怖 - 2004年11月05日(金)

ここ数日、夜ベッドに入るとすぐ眠りにおちるのに
一時間で必ず目が覚める・・

しかも目覚めると、いつもよりひどい恐怖感と絶望感に襲われる

それがひどくて
胸は苦しいし息も出来なくて
ただただ恐怖・・・

なんなんだろう・・
おとといの夜はそれに耐えられなくて
夜中の3時ごろ また彼の部屋に逃げてしまった



そこに行けば落ち着くのがわかっているから・・



彼のベッドに潜り込みうとうとしているうちに彼が帰ってきた



彼 「なんか来てるようか気がした」

  「お風呂はいってきちゃうからね・・」



そう言って私から離れた


お風呂から上がると彼がお布団の中に入ってきた

だまって何かを考えている様にたばこを吸っていた



私 「どうしたの?何を考えてるの?」


彼 「んー。五年後のは癌のワクチンができるんだって」


私 「そうなの?」


彼 「うん。まだ全ての癌に臨床実験してる訳じゃないみたいだけど」
  「多分五年後には 手術と抗癌剤と放射線とワクチンで癌はやっつけ
   られる様になるらしいよ・・」



私の隣で右腕で私に腕枕をしながら、まっすぐ天井を見据えながら
彼は淡々と話した



それから横を向いて私を抱きしめた・・




  「大丈夫、大丈夫・・」




そう言って、私の髪をやさしく撫でた






彼はすごく変わった・・

今の二人の状況や私の病気から逃げずに、前向きになろうと
してくれている


めったに病気のことは話さない彼だったけど
その気持ちが嬉しかった

私もがんばらなきゃって思った

夜中にもう彼の部屋に逃げ込まないでも大丈夫なように・・


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