●BOYS BE・・・● 04年8月生♂・カーク。ロスで誕生した日本男児 ←BACK**INDEX**NEXT→
■妊娠10ヶ月(38週)■ *午後10時30分頃* 巷ではオリンピックが終盤。 天井近くに取り付けられたテレビでオリンピックなんぞを観戦。 なかなか短くならない陣痛の間隔。 そこでやってきた【陣痛促進剤】の点滴。 自慢じゃないんですけど、点滴なんて生まれて初めて。 “病人体験”させていただきました。 ---子宮口4センチ-- 促進剤が投与されたことで痛みが増してくるから 我慢しない程度の痛みが来たところで、早めに言って。 麻酔科のドクターの準備もあるから *午後11時30分頃* そんなことを言われて 2〜30分もするとやって来た【陣痛】 あーそうそう、こんな感じの痛みよね、確か。 4年ぶりにまさに“痛感”している陣痛の痛みに なんだか懐かしささえ感じてしまうこの余裕は一体どこから(笑) ちなみに。 4年前も同様の破水・入院パターンだったものの、 入院したのは午後4時。 夕飯も食べてなけりゃお風呂も入っていなかった。 陣痛の合間のほっと一息なわずかな時間に 「お腹すいたー」 「何か食べたい〜」 って言ってたあの頃のワタシ。 おとぉもすっかり呆れ顔だったよね (≡^∇^≡)ニャハハ そんな回想に浸っている間にも 襲ってくる陣痛の波は強くなってきて、 【麻酔お願いしますコール】 麻酔科のドクターがやって来て、 ワタシの背中に何やらブスブスとやっていたようで。 (背中に点滴チューブを通されていたみたい) ワタシの正面で見ていたおとぉ、 見えない作業をあれこれ想像していたら 気分が悪くなってしまいました。 -----5分後。 足にピリピリと軽い痺れを感じる。 そしてポカポカと暖かくなってくる。 下半身に麻酔がかかっているので、 尿を吸引する器具を取り付ける為に看護婦さんがやってきた。 そこで横向きの体勢になろうとしてびっくり。 腰から下の感覚が全くない。 “おお、これが麻酔!!”なんてちょっと感動。 ・・・と同時にすっかり感じなくなっている【陣痛】の痛み。 でもなんだかちょっと、 下のほうに胎児が押し出るような感覚(というより違和感?)が。 *午前0時* 全然痛くない。 というより下半身の感覚が全くない。 そして体温が上がっているのか麻酔のせいなのか絶えず悪寒が。 ---子宮口8センチ--- モニターに映し出されるワタシの陣痛の波形。 山になる間隔がどんどん狭くなっている。 ・・とおとぉが教えてくれる。 (ワタシからは点滴が邪魔で丁度見えなかったのだ) その後、先ほどの 押し出すような感覚が何度かおとずれる。 普通なら、この辺でかなり痛みにやられてる頃。 *午前0時30分頃* ---子宮口全開大--- ↑相変わらず痛みは全く感じてない↑ ドクターを呼んでくるので待っていて。 そんな感じのことを言われ、待つこと15分。 ドクターと看護婦さん2名がついてプレッシャー開始。 モニターの波形を見ながら看護婦さんが言う。 「pressure!」 ただ言われるがままに、下腹に力を入れて中のものを押し出すように。 ・・・・すると。 石のような硬い物が出てきている感じがあった。 それを2〜3度繰り返し目の前に出てきた、 その“硬い物”を頂に持つ物体。 *午前1時01分* 10ヶ月間、苦労を共にしてきた顔の見えない相棒。 やっと会えたね。 ----HAPPY BIRTHDAY---- |