SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2005年07月26日(火) 打ち上げの夜

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もし 15才の あの夏に戻って
そこからもう一度 やり直せたら
どんな人生 送るだろう?

今よりも 若く強い体
学んだ知恵 活かして
曲がりくねった道を行こうと 迷わない

過ちや躓きを 繰り返す事なく
夢の階段真っ直ぐに 駆け上がってゆく

若過ぎて思いやりもなく傷つけ 別れた人達
また出逢えたら 心の絆 失わない

だけどもしも君と どこかですれ違って
出逢うこともなくて 愛されないのなら 悲劇さ


もし 15才のあの夏に戻って
そこからもう一度 やり直せても
この人生を 選ぶだろう

君と歩いた道を もう一度歩くだろう


            (君と歩いた道 / 浜田 省吾)

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地下鉄に乗り込んだのは、
メンバーの待つミナミへ向かうのは、
SAY-TENの最後の練習以来・・・。

仕事を片づけて、電車を乗り継ぎ、
練習に駆けつけた日々を
懐かしい思いで振り返る。

――まだそんなに日が経っていないのに。

打ち上げは諸事情で、
JakeとYU-KIとの3人だけ・・・
奇しくもSAY-TENを立ち上げた草創期からの
“オリジナルメンバー”だけで行なう事になりました。

SAY-TEN立ち上げの時期、
なかなか他のパートが揃わない中で、
バンドが本格的に動き出す“その時”を
信じて待ってくれてたかのように、
自分のペースを崩さずに、あの笑顔のまま
ギターを弾いてくれていたJake。

ルックスやその言動、
そしてあのドラミングから、
とっつきにくい印象を受けるかも・・・だが、
根は本当に“天然”で愛すべきキャラで、
さらに音楽的な面でも
SAY-TENを引っ張ってくれたYU-KI。

ほんとうにありがとう。お疲れさま。
つらい時もあったし、揉め事も多かったけど(苦笑)、
でも楽しい時を、思い出多き時を過ごせて
僕は嬉しかった。幸福だった。
いっしょに音楽やれて、ほんとうによかったです・・・・。

YU-KIの部屋で
ラストライブのビデオ上映会をしました
メンバーといっしょに観たかったので(1曲分程度は観たのですが)、
今日初めて僕も観ることになる映像でした。

そこには、
Jakeの、今まで見せた事がないような笑顔の瞬間。
YU-KIのノッてるPLAY、メンバー間とのテレながらのアイコンタクト。
SHINのPLAY中の、あの楽しそうな表情!ノリまくりのアクション!
ruiのメンバー紹介時での、目いっぱいの可愛らしい笑顔。
何よりメンバーみんなが、
溌剌としてライブを、ステージを楽しんでいる・・・!


ビデオにはちゃんと残ってました。
いろいろあるけれど
何か救われた気持ちになりました。
いろいろあったけれど
何か報われた気持ちになりました。


また、いつか・・・の再会を約して、
彼の部屋をお暇する時、
YU-KIとはハイタッチして別れました。

そして、ミナミの街の片隅で、
「ありがとう・・・」といってJakeと握手をしました。
はにかんで照れたJakeの笑顔が、そこにありました。

それは、初めて彼と出会ったときに見た笑顔と同じでした。

その笑顔の残像を振り切るように、
僕は地下鉄の駅へ向かって走っていきました。

胸に溢れるせつない想いとやるせない感情が
涙になってしまう前に――――。


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