2005年06月22日(水) |
musical baton (前編) |
SAY-TENのBBSにおけるTOSHIのカキコ。 makiちゃん@ドラフルから回ってきたらしい。
詳細はDAIMAJINのブログを見てくれと。
時間がかかってしまったが、 自分を棚卸しするという意味もかねて、 真剣に答えてみたりなんかしてみた。
1.PCに入っている音楽ファイルの容量 けっこう入っているようですが・・・細かい数値までわかりませぬ。 (ややこしい)映像含むと1.51GBみたいですが・・・(謎爆)、 音源的には、音楽仲間の皆さんの音源が圧倒的に多いです。 2.今聴いている曲 6/22現在として・・・
家のステレオでは・・・ ネット・サーフィンしている時とか、晴天日記・BBSを更新している時は ジャコ・パスのベスト盤、 「The Jaco Pastorius Anthology」がかかっています。 ウォークマンでは・・・・ 仕事の行き帰りは、SAY-TENの練習音源を聴いてます。
3.一番最近買ったCD
ブルース・スプリングスティーンの紙ジャケ(爆)。 「BORN TO RUN」は必要なのかな・・・と。
4.よく聴く、または自分にとって大きな意味のある 5 曲
やっぱ、この設問が一番難しいですよね?? ここでは『自分にとって大きな意味のある 5 曲』・・・すなわち 「今の自分があるのはこの曲に巡り合ってからだ!」というものを ご紹介したいと思います。
(1) JAWSのテーマ/ジョン・ウィリアムス
僕が“音楽そのもの”を好きになったきっかけが、 「映画音楽」だったんです。 しかも『○△楽団が演奏』みたいなバチもん(笑)じゃなくて、 映画にそのまま流れていた『サウンドトラック盤』、 真正版じゃないとイヤなんです(苦笑)。 僕が小学校6年生の時のお正月映画だったこの映画。 なにを思ったのか、うちの家族全員で神戸まで観に行った記憶があります。 父が連れてってくれたのでしょう。 僕は早熟で可愛げのないガキでして(苦笑)、 この時くらいには映画評論家になりたいと思ってました(笑)。
当時、この映画は社会的現象にまでなった映画で、 映画館の中は立ち見が出るほどの大盛況でした。 僕は若き日のS・スピルバーグ監督が大好きで、 『激突!』という映画以来のファン。 この映画がメジャーデビュー2作目の作品です。 映画のラスト、鮫が爆死してしまう瞬間に、映画館の中に 拍手喝采が起きました(!)。忘れられない光景です。
この映画全編を、あの有名な音楽が流れるのです。 あのフレーズ、もう天才的ですよ!(笑)。 鮫の襲来のイメージを喚起させるあのフレーズ・・・ このフレーズに出会ったおかげで 映画音楽オタクに走っていきます(笑)。 今の僕の原点は、『映画音楽』です。
ちなみに以後、 スピルバーグ監督作品にはいつも J・ウィリアムズがスコアを書いています。 J・ウィリアムズ作品は他に 『スーパーマン』『インディ・ジョーンズ』そしてなんと言っても 『スター・ウォーズ』サーガ全編!・・・ まぁ、ある種ワンパターンですが(笑)。
映画音楽にはたくさんの名曲があります。 「Moon river」(ティファニーで朝食を)も大好きな曲です。 ヘップバーンは映画的には『ローマの休日』が有名ですけど、 音楽的にはこのメロディの美しさには勝てません・・・。
さて、『JAWS』を見た年の春。
僕は中学生になりました。 入学式で、ひとりの男の子に出会いました。 名簿順で僕の後ろにいた、当時メガネをかけていた彼。 すぐに彼と打ち解け、やがて一本の映画を観に行きます。
『ROCKY』
当時、映画の内容はいまいち理解していなかったのかも・・・ですが、 この映画のテーマソングは、『JAWS』のそれより、 ヘビー級の破壊力でもって(笑)、僕の胸を打ちました。 さらに映画音楽オタクの道へ 足を進めるきっかけとなった1曲です。 もちろんサントラを購入(カセットテープだったかと・・・)。 一緒に映画を観に行った友人と、 細かいフレーズまで口ずさめる程聞き込んだものでした。
皆さん、よくご存知のあのテーマソング・・・ 「GONNA FLY NOW」というのが正式なタイトルで、 ビル・コンティという人がスコアを書いています。
映画音楽の魅力は・・・すぐ思い浮かぶでしょ?音楽とともに映像が! これがスゴイ! 後のMTVブームに肯定的だった僕は、 この原体験があるからだと思っています。 また、自分の事で恐縮ですが 「れのんさんの歌詞は“絵”が浮かぶ」と言われるのは、 こう言ったことが少なからず影響してるはずだと思うのです。
今も気に入った映画を観たら、サントラが気になって 買っちゃう事もあります。 ゲームもそう! ゲームそのものは最近はとんとやらなくなりましたが、 ドラクエ・FFシリーズ、 女神転生やメタルギア・・・サントラありますよ(爆)
え?映画『ROCKY』を一緒観に行ったヤツは誰だって? ・・・ご存知、TOSHI@DAIMAJINなんです。 この後、ふたりは『宇宙戦艦ヤマト』にハマるですよ。 音楽は宮川泰先生です。この人の音楽もスゴイ! 「白色彗星のテーマ」のパイプオルガンなんてもう(以下キリがないんで略)
(2)旅立ち/松山 千春
映画音楽から、いわゆる“歌がある楽曲”へ・・・ 本格的に「ギター」に目覚めて、 弾き語りをしたり曲を書き始めたりした きっかけが訪れます。 それが僕にとっては、チー様こと、「松山千春」でした。 中学2~3年生のときだったと思います。
当時は『季節の中で』がブレイクした時でしたが、 チー様のデビュー曲にあたるこの歌との出会いがなければ、 アコギを親に買ってくれとせがまなかったと思います(苦笑)。 映画音楽とはまた違った意味で、 “今の”僕の原点はチー様です。
そのため、一時期、『ある悩み』も深かったです。 それは、オリジナル曲でROCKをやりたい!BANDをやりたい!と思っても “出自”は演歌フォークなわけですから(爆)、 どうしてもその影響下から脱出できなくて、 “ニューミュージック的”な、 “いかにも”な曲しか作れない・・・、 また、その“出自”を悟られたくないという思い・・・ そんな『悩み』でした。
そんな時、ある時期から、“ある友人”との出会いによって、 ものすごく音楽を聴き始めるわけです。 自分はチー様だけじゃないぞ!フォークの人じゃないぞ!と 言わんばかりに・・・。
ちなみに、中学3年から高校にかけて、 この後、「アリス」に行きます。 『ハンドインハンド』全盛の頃でした。 谷村新司の歌詞の作風は影響受けてるんじゃないかなぁ~?? この人もシアトリカル(風景が見えるよう)な、 物語風なものが多かったです。
長渕剛にも行きました。 『逆流』とか『乾杯』とか、初期の彼の歌・アルバムには 瑞々しさがありました。 今の長渕サンは清原しかでてきません(笑)。 あとはチャゲ&飛鳥(日本語表記の頃ですよ!・笑)かな?
浜田省吾には行かなかったんですよ、この当時はまだ。 「サングラスかけて、コジャレた音楽やってんじゃねえよ!」と 思ってましたから(爆)。 実際、この頃は省吾さんは“不本意な音楽”を やってた時期でしたから。
それが今では・・・ねぇ(苦笑)。
(後編に続く)
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