2005年02月19日(土) |
私 信 〜デニスへ〜 |
誤解を招く表現かも知れないが、 デニスの加入は、僕にとって、 すべてにおいて“イレギュラー”な事だった。
バックコーラスは必要ない。 今までがそうであったように、 そして、これからも当然僕がピンで歌っていけばいい。
当初のバンドの構想から、大きく方向転換させたのは 前任ベーシストだったか? 今となっては、そのきっかけもよく思い出せない。
もうひとりのボーカルの加入に複雑な思いを感じながらも、 でも、他のメンバーがそれで良いのなら・・・と、 強い反対もしなかった。
結果。
当時SAYTENの中にあった、 ネットで知り合った見知らぬ者同士ゆえの緊張感が、 彼女の存在でほぐれていった。 彼女の持っているムードがそうさせたのか?
僕個人において、我が身が侭成らぬ時、 バンド運営・楽曲製作において、 彼女もよく手助けしてくれた。 歌詞に関しては、その製作速度の速さと言ったら!(笑)。
そう、すべての意味において“イレギュラー”、 嬉しい誤算の連続だった。
打ち明けると・・・。
彼女の卒業ライブとして用意した「2・12ライブ」。 その日に向かうまでの練習の間、 僕はよく彼女の横顔や肩先や、 歌うそのうしろ姿をよく見つめていた。
忘れないように、心に焼き付けるように、 寂しくなる気持ちを、ごまかすように・・・・。
今夜、彼女のお別れ会が、 YUKIちゃんの音頭で開かれている。 最後まで行くつもりでいたけど・・・適わぬ身となってしまった。 ごめんなさいね。
今後は・・・。
僕ひとりで、SAYTENを引っ張っていくくらいの気概で、 メンバー一人ひとりの力を借りて行きながら、 彼女がいた頃よりもさらにいいバンドにしていきたいと 思っている。
短い間だったけれど、 ほんとうにほんとうにありがとう、デニス。
今度会う時は 英語が上手くなってたらいいな(苦笑)。 貴女とすんなりコミュニケーションが取れるくらいに・・・ね。
○ Time After Time / SAYTEN (2/12 LIVE Ver.)
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