SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年12月24日(金) 芦川先生が好き!(謎笑)

「メガ休肝日の会」当日の出来事。

僕の仕事は学校の先生を相手にしています。
各学校の教員名簿をぼんやり見ていたら、
中学校一年の時の担任の名前を見つけました。
つまりTOSHI@DAIMAJINにとっても馴染みのある
先生ということになりました・・・。

さっそく彼女のいる学校へ挨拶に行くことに。

彼女にとって大学を卒業し、初めての教員で
初めての担任の生徒が、僕やTOSHIだったわけです。
きっと、やりやすくて教えやすい、純真な生徒ばっかりで、
先生も当時は幸せだった事でしょう!!??(大爆笑)。

僕達にとっても、決してキレイな方ではなかったですが、
(失礼!でも一部生徒にはファンがいました・・・)
若くて教員への志も高く行動力もあって、
当時の僕たちにもその清廉とした心が伝わる、
思い出深き恩師だったわけです。

さて、某市内中学校。
職員室の隅・・・化学の教師が着るような
白衣を来た年老いた女性・・・年老い・・・??

・・・・え・・えぇっ???・・・え?・・えぇっ?

時の流れは、かくも残酷なものなのか?
・・・これ以上のコメントは差し控えていただきます(謎笑)。

とにかく、彼女と同じように、僕も歳をとったという事になります。
そして、僕と同じように、否、それ以上に
苦労も孤独も味わってきたのかも知れません。
その姿が、今目の前にいる彼女の実相かもしれません・・・。

「失礼します。××の○○(僕の本名)ですが・・・」
「・・はい・・なんですか・・・??」怪訝そうな彼女の声、
大儀そうに、僕の為に座る席を差し出しながら。
明らかに僕の事を“認識”していません(笑)。
その席に腰掛けて、彼女の顔を見つめながら
「先生、僕の事、本当に覚えてないんですか??」
「・・・はぁ??」
「・・・20数年前に、先生に受け持ってもらってた○○ですよ!」
「・・・・あぁ!!!」
驚き、そして笑いながら・・・やっと思い出してくれたみたいでした(爆)

しばらく懐かしい話に。
その話を重ねていく中で、時間はあっという間に20数年前へ。
僕はまた、彼女の担任のクラスの一生徒に戻りました。

「・・・今もまだ△△君(TOSHIの本名)とは付き合いがあって
今晩も会ったりなんかするんですが(苦笑)
・・・実はお互いBANDなぞを嗜んだりしてるんですよ」
「あぁ、ホンマなんや。長いな、君ら。彼は元気なんか?」
「はい、元気です・・・・実はそんな中で、彼が作る曲に
僕が詞を書いたりしてるんですよ(最近してないけど・・・)。」
「あぁ、それは納得できるわ」すぐにそんな返事を返した彼女。
「なんでですか?」
「あんた、私が担任の頃から、そう言う文才あったよ。
詩人か小説家向きやと思ってたで・・・きっとエエ歌詞書いてるんちゃう?」

国語の先生に。かつての担任の先生・・・恩師に
嬉しい“お墨付き”をいただきました。

席を辞する時間が来ました。
「また来ます。」
「あぁ・・・わかりました。いつでもいらっしゃい」
「最後に先生・・・お願いがあります」
「何よ」
「・・・白衣はやめてくださいよ。もっとオシャレして〜な!
女捨てたらあかんって!」冗談交じりに、でもマジで。
少し小奇麗にしなよ・・・心から老け込まないで・・・。
「ははは・・・わかったわかった」
嬉しそうにそう答えてくれました。

学校の校門を出て、振り返ると、
夕陽の赤色の中に、かすかに、
あの日の先生と
1年3組の生徒であった僕たち・・・
もちろんTOSHIも含めて、蒼い日々の中にいた
僕たちの笑い声が聞こえたような気がしました。

止められぬ時の流れの中で
その笑い声は、あの時のままの瑞々しさを響かせていました。


○ SHININ' YOU ,SHININ' DAY / CHAR


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