「忠臣蔵」にどっぷり。 もうね、土壌があるからね。泉岳寺も回向院も訪問済みだもんね。たぶんこれ、マツケンの忠臣蔵が始まった日の日記でも触れたもんね。そんなことは存じております。墓参りもしたって、これも触れたかな。吉良邸で線香あげてきたのは確か触れてないよね。そんでもって間違えて線香の火を息で消しちゃったなんてタブーも踏んできたってのは、触れなくても良かったね(事実なんだがの)。
しかしめし処で刃傷沙汰になって「店中(てんちゅう)でござる」って…マツケンの重厚すぎるくらいの重厚さが吹っ飛んでしまうね。それでも忠臣蔵はやめられない。しかしいい加減、池宮彰一郎も読まないとだねえ。amazonで調べたら、なんて忠臣蔵率が高いのでしょう。
じゃがここで私は忠臣蔵ものとしてあえて藤沢周平の「用心棒日月抄」を挙げたいのです。弟に池波正太郎の「堀部安兵衛」を貸していても、青江又八郎を薦めます。 青江は4冊に渡ってシリーズ化されているのだけど、その1冊目は連作短編ながら、背後に松の廊下から吉良邸討ち入りまでが絡んでくるのです。 あたしゃたちはあれから300年も経っているからさも当たり前に「討ち入りすんべえ」と踏んでいるんだけど、よく考えれば当時はお家をつぶされた家臣達がよもや仇討ちをするなんて考えないよねえ、とかいう視点のお話。 ちょうど「隠し剣 鬼の爪」も公開されていることだし、また「腕におぼえあり」の再放送、やらないかなあ(腕におぼえあり=用心棒シリーズのドラマ)。
ある本屋ではビニールがかかっていた芸人のネタ本に、堂々とカバーをはずしてあった本屋さんに侍を感じてみた日。
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