残暑。いつまでつづくざんしょ。
出口はあちらです。誰かに言われる前に自分で言います。駄洒落思い浮かんだら口にせずにはいられなくなるのは、中年化の兆しと言いますが、知らぬ間に影が忍び寄ってきているようです。健康診断の結果が心配です。
残暑のもと、川上弘美、マイデビュー。読もう読もうと思っていてもどっから取りかかればいいかわからない作家というのが数多く存在しておりまして、彼女もその中の一人でした。「センセイの鞄」が文庫になってたみたいで、ドラマにもなってたしそこから入ってみようと思ったけれど私には毎年恒例の行事があったのでした。「新潮文庫の100冊」。
昔からこのドクダミ日記におつきあい頂いている方なら御存知かと思いますが、私は新潮文庫にとっての理想的な消費者です。2月辺りに新潮文庫のアレをかき集めて一日終わらせた実績もあるのです。今は太宰治の腕時計をもらうべく頑張っています。
それのそもそものきっかけが「新潮文庫の100冊」。 ストラップを毎年欠かさずもらっており、今年はブックチャームなのでやはり買う。しかし正直毎年ラインナップはあんま変わらないので行き詰まっていたのですよ。増えても「日蝕」とか持ってるのだったりして。 そんな中みっけたのが「おめでとう」。そう、川上弘美。
ほんのり面白い人がたくさん出てくる弘美の世界にちょっと足に糸を繋がれた気分。どこから読もうか悩まなくても良かったかもしれない。そういえばよっしゅうも、最初にパークライフを読むのはいかんというご意見もあったものの、見事にパークライフからだったし。シリーズじゃなかったら、気にしなくてもいいみたいだ。
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