走ったら谷底へ〜走・ら・谷〜
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2004年09月10日(金) バングラデッシュ!

驚いたときの擬音として採用してくれる地域、大募集(バングラデシュを除く)。

今日の第1バングラデッシュ。

「バリウムを普通に飲めたぁぁぁぁぁっ!」

予告通り健康診断。朝食を抜いたがために朝苛つきを隠せなかったものの、無事身長も縮み(えーんえんシクシク)、体重は朝食を抜いたのでステキなことに。血圧は家より高くて哀しかったり。苛ついたからかしら。

身長、体重、視力聴力、血圧採血心電図。問診受けてレントゲン。そこまでは学生時代もやっていたからまぁ、久しぶりだなぁくらいで。しかし身長縮んでたのは、ショックだぞう…1.2センチ。

ということでこれからが本番。
バリウム。ビバリウム(シーマン)。胃のレントゲン。とにかくおっさんっぽいイメージのバリウムを飲むことに。
しかし、これが案外しんどくない。むしろ、胃をふくらますソーダみたいな薬の方がしんどい。
「ゲップしないように気をつけてくださいね〜」
ゲップしたくなるものなのかねえとタカをくくっていたらほんとにゲップ出したくなりやがんの。うっぷうっぷしてたし。ぐるぐるまわんなきゃなんないし、バリウムがしんどくなかったのがせめてもの救い。しかしあくまで「想像していたより」しんどくなかっただけで、バリウム好きとかあわよくば毎日の牛乳代わりにバリウムを飲みたいわけではない。そしてこれは反語ではない。
あとで病院の人に聞いたら「今日のは甘くない方のバリウムでしたよ」だって。今日なら青汁も飲めるかもしれない。いや、嘘。

てなわけで「おなか、格闘中」の午後には電話応対コンクールの予選。もういいよ。バリウムと下剤でおなかテロリスト状態だもの。いくら8年間放送やってたからって、いくら2年間毎日、+1年週2回発声してたってバリウム抱えちゃ無理だもん。
そう思っておにぎり2個、からあげクンredを抱えて会場へ。時間なかったし、受付で引いた番号は「14番」。ちょっと考えたら今日は14人エントリーしていることに気づいて、そしたら同時に「おっ、オーラスを飾りますね」だからバリウムだってば。オーラスもあるか。むしろ下剤だぞ。ゲップだぞ。そう思いながらも選手控室へ。え?選手?選手だったの?
控え室に行けば行ったできゃっぴい子たちが「ど〜しよ〜1番だって〜」とか言ってるし。

しかし「でも最後とかじゃなくて良かったよね〜だってみんな見てるんだよ〜」だって。
そんなハズレをバリウムが引いたよ。よかったね。気合いと根性と練習を重ねてきた人がトリ引いたらつぶれちゃうもの。浅漬けになっちゃうもの。だからバリウムが引いたのか。ビバリウム(ビバ!バリウムの略)。

しかし女子ってのはなんでこんなにうるさいのでしょうか。今回の大会で内の職場からは私一人。他はもれなく複数参加してて、当然ひとりぼっち。
ひとりぼっちだから静かなのは当たり前なのですが、集団参加だからって何かにつけ「キンチョーするねー」とか言い合うのはやめなさい。制服着てきてるんなら静かにしなさい。こちとら私服じゃ。着替えちゃった。レントゲン用にTシャツになったり胃のレントゲンのためにさらにお着替えしてそして午後は私服。ファッションショー。

小声でアナウンスの練習したって仕方ないぞーと思いつつ、あまりにきゃっはきゃっはうるさいので控え室を出て外へ。この辺がなんか妙なこだわりが身に付いてて、イヤかもしれん。そりゃ、アナウンス研究会出身と公表しなくても、まつりで案内放送やらされるわけです。
外で一人発声をしていたら、昔、「アナウンサーになってみたら?」と言われたことを思い出す。その先輩はアナウンサーになったっけな。思い出したってことは、バリウムにも南風が吹いてきたのかしら。
いつの間にやら出番が来るわけです。しかし直前で胃がふくらむ。今度は必死でゲップをする(汚い話が続いて申し訳ないです)。出なかったらホントにあきらめよう。付け合わせの14番になろう。しかし、無事になる。

基本的に自分が終わったら客席に行くからトリの私は誰のも見られません。しかし直前2人くらいは見られるし、聞こえるのです。そんな中、私の心に問う声が。

「越えてない?」

バリウムが何を言うんだ。こらっ。ちょっと自信。いや、バリウムが何を言う。
「わたくしは、14番です。」じゅうとよんの間にちょっと間を入れたら客席が見えた。ゆっくり話せ。ステージのエンドルフィンが体にしみいると、バリウムだってオヤスミです(もう訳がわかりません)。
とりあえず相づちの間だけでは呼吸ができないことを知り(こんな感じは初めてだ)、なんとか終わらせる。早くなっちゃった気がするなぁ。

どうせダメだ、と思ってると審査で休憩中も寝てしまう。疲れたし。寝られている。月に一度の乙女の日、とかそんなんだったらそりゃ、月に一度はあるわけだしたいした理由にもならないけど、バリウム飲んでその日の午後にコンクール来た奴はいないだろう。コンディションなんか、知るか(長井秀和)。

そんなこと言ってても成績発表は気になるわけで。14人中上位5人が県予選までいっちゃうのだけど、まぁ5番くらいに手が伸びてるかもしれないな、とは思ってたのね。バリウムる前までは。
5位から発表していって、5、4位はやはり違う名前。バリウムのせいだ。バリウムのせいなんだからーっ!

「第3位。優良賞。14番」
……………………………………………は?

名前を呼ばれてもよくわかんなくて、7回くらい振り返ったり。
とりあえず第3位だったらしい。県大会に行くらしい。今度は健康診断がないから開き直れないかもしれない。どうしましょ。
そして県大会出場者向けの研修会が今月24日。後輩の芝居を見に行こうと思ってたのに…23日に変更になってしまいました。

ちなみに3位の商品はカタログ(アズユーライク方式)と、ガリレオガリレイ温度計。センスいいぞ、NTT。


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