一応「東京湾景」を観てみました。
せっかくだから姜尚中の「在日」を読み終えてから臨みたかったものの、間に合わず。でもやっぱ民族とか母親の日記のシーンは別のドラマを見てるよう。さすがに「ムコ殿」やら「人にやさしく」の時のようにプロデューサーの名前のあとにハートマークなんか入れてたらぶっ飛ばしも覚悟だったけど、それはなくてほっとしました。 ドラマ自体は「ああ、力入れてるなぁ」というのは伝わってきて、まぁ悪いものじゃなかった。しかしあの小説をベースにしなくても作れたんじゃないか?とは思うけど。
しかし一人、吉田修一の空気を羽織る人物がいたよ。和田君。役名も役者名も和田くんという希有な人物。しかも役名変わりまくりの中、彼は原作と同じ名前。 吉田修一の小説ってのは、簡単な言葉で言えば「心の奥に激しいものを持つクールな男」というのがよく出てきます。「東京湾景」の和田くんもそれ。 役者の方の和田くんは、正直お芝居が上手いかと言えばうなずけない。 だけど「吉田っぽさ」は誰より持っていると思う。 これからもし他の吉田修一の作品も映像化されるのならば、彼を使っていって欲しいとまで思ってしまいました。好みのタイプかと言ったらそれは違うもので、どちらかと言えば母の昔悲恋相手(サンヒョク系の顔)の方が好みなのですが。ひとまずはしら谷の好みは置いておきます。
和田くんに吉田を求めて、仲間由紀恵と佐藤江梨子と佐藤隆太を観るために観てみようか…しかしどうでしょうリターンズとかぶるので、まだ悩んでみる。
出過ぎると打たれる。目立たないと気づいたら居場所がなくなる。 別解、中間管理職。…マイナス管理職。中間職だ。
しかし、「言葉に気をつけないと誰も話してくれなくなりますよ」 仕事なのに無視か。小学校かこの職場。 しかも生意気に話すんじゃなくてパートさんにフランクに話してたら別の人からのご忠告。知るかっ(長井秀和風)。
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