表と裏
MAIL

BACK INDEX NEXT
2004年07月17日(土)    再び

今日は土曜日。

彼も休みなので、夜はきっと早めに来てくれるものと。

子供を早く寝かしつけ、8時30分には待機。







気がつくと、11時をまわっていた。


なんでだろうな、いつも私が待ってばかり。

そう思うと、寂しく、そして悲しくなってきた。

待つってこんなに寂しくて、悲しいものだったのか。

メールにしても、圧倒的に私の方が多く送るようになってきたし、

電話のお願いも私から・・・。

「愛してる」のバランスは、どうも私に傾きがち。

どうしていつもバランスが取れないんだろう。

「悔しい」なんて思ってしまう私は、本当に負けず嫌い。

この日もはじめは素直になれなかった。


彼が来たのは11時30分ごろ。

「寝てしまってた、ごめんね」

「いいよ」




3時間の空白を埋めることのできない私は、

いつものように話せるわけはなかった。

「どうした?」

「なんでもない」

「絶対、おかしい」

「いや、別に・・・」




「もう、寝るよ」

明らかに怒っている。

でも、待ってたなんて言って、「うざい」と思わないのか、嫌われないのか・・・。

素直になることがこんなに「勇気のいることだ」なんて、

彼と出会って、はじめて知った。

「あのな・・・」

8時30分から待っていたこと。

今の自分が「うざい」と思われたないかということ。

素直に話した。

「なんで怒っているか分らない状況で、話せるか?ちゃんと言って欲しい。
 でも待たせてごめんな。待っててくれるのはもちろんうれしいし、メールも、もらうとうれしい。もっと欲しいくらい。僕は返信できるときにしかしてないから、ぜんぜん『うざい』なんて思ったことはないよ。愛してる。」

彼が入室した頃から、私は泣いていた。

そして、その言葉を聞いて、声が出るほど泣いた。

涙がとめどなくあふれ、ほほを伝って落ちていく。

彼にも少し伝わっていた。

「また、泣いてるのか?」

「・・・・うん。」

「また泣かせたな、ごめんな」

「いいよ、泣き虫やから(笑)」






その言葉を聞けただけで、幸せ。

素直になってもいいのかな。

ちょっとづつだけど、素直になってみよう。











My追加


Design by shie*DeliEro
thanks for Photo→水珠
thanks for HTML→HP WAZA !




エンピツ