ねろとおーちゃんの日常...ねろ

 

 

試練の山 - 2004年09月01日(水)

今日から2学期が始まった。
私はもちろん、おーちゃんも早起きがつらそうだったが、
初日から幼稚園モードにきちんと切り替わることができた。

「あーあ、夏休み終わっちゃったー。」とか、
「幼稚園、行かなきゃ行けないの?」とか、
そういうことって言わないもんだね。
昨日の夜とか今朝とか、
「今日から幼稚園だね。」と話しかけると
「うん、そうだね。」と、当然のことのように答える。
いや、当然のことなんだけどね。
受け入れ態勢ができてるっていうか、なんと言うか。
夏休みが終わっちゃう!!!と大騒ぎしていた自分が恥ずかしくなる。
もう少し大きくならないと、そういう気持ちにはならないのかな。
大人に「今日から夏休み」といわれれば夏休みだし、
「今日から幼稚園」といわれれば幼稚園なのだ。
チビは素直でいいなぁ。。

そして、今日は2週間ぶりのバヨレッスンであった。
先週お休みで間が空いてしまったからか、私もおーちゃんもなんか気分じゃなくて。
幼稚園バスから降りてきたおーちゃんは
「・・今日って水曜日なんだよね?バヨの日なんだよね?
今週は土曜日とかじゃない?」
と明らかに行きたくなさそうに聞いてきた。

うーん、気持ちはわかるよ。
今、どうしても上手にできないところがあって、ちょっといやになっているのだ。

レッスンは久しぶりとはいえ、一応毎日の様に練習はしていた。
だけど、どうも3番の指使いがなかなか上手にならなくて彼女の壁になっている。
バヨを始めて以来初の大きな山かもしれない。
これまでなんだかんだと騒ぎながらも、ちょっと練習すれば克服していた彼女だが、
だからこそ、この山を越えるのはつらい試練なのかもなぁ。
私も重音がイマイチ決まらないし、おーちゃんの気持ちは良くわかる。

でも、何とかここを乗り越えなければ!!!
3番の指を克服できたら、ひとつの大きな自信になるかもしれないし。
がんばれ!おーちゃん!!

<おーバヨレッスン>
いきなり、苦手な3番の音までを使った練習曲をする。
3種類のうち、(1)(2)の二つはなんとか出来た。
問題は(3)なのだ。音が「ラ、シ、ド、レ」と階段のようには上がってくれず、
「ラシラドラレドシ」とバラバラなのだ。
中でも0番の指使いから3番に飛ぶ「ラレドシ」の部分がうまくいかず、
家での練習でも必ず何度も弾きなおしていた。
レで3番を押さえるときに、次のドとシをスムーズに弾くために
ガバッと3本の指(人差し指、中指、薬指)を
それぞれの位置で押さえてしまうのだが、
レの音をきれいに出そうと3番指だけに集中すると1番の位置がずれてしまうらしい。
そんなこんなで左手に意識がいっちゃうもんだから、
弓の動きなんてぐちゃぐちゃになってしまう。

おーちゃんは家での練習のようにパニックに陥ってしまった。
何度も何度も弾きなおすのだけど、頭に血が上っているから
いくら弾きなおしてもきれいな音など出るわけもなく。
ただただ、ギーギー鳴らしているだけ状態。

さすがの愛先生も軽くご立腹。
「おーちゃん、何弾いてるかぜんぜんわかんないよ。
弾きなおすんだったら、どこが悪かったのか、どう直せばいいのかをきちんと
考えてから弾きなおさないと。
そんな風に練習してたら、何時間やっててもこのまんまよ。」
と諭された。
いつも私に言われていることとはいえ、
初めて愛先生に強い口調(いや、十分やさしかったけど)で注意されたので
おーちゃん的にはショックだった模様。
自分のへたくそさと注意されたショックで、涙がポロポロあふれてきた。

それでもレッスンを中断することなく、ボーイングを直し、
ラシドレ、レドシラ、と音階練習をし、(3)の練習曲にチャレンジ。
ものすごーーーくオマケしてもらえた感じではあるが、
何とか二重丸をもらうことができた。
「でも、ここが苦手ってことがわかったよね。(3)はたくさん、毎日練習してね。」
といわれ、か細い声で「・・はい。」と答えていた。

<おまつり>という曲は、まずまずの出来で花まるに。
次のページの、E線の練習曲<しりとり>のリズム確認をして、
本日のレッスンは終了。

今日の宿題:練習曲(3)をたくさん、毎日練習する。
      E線「ミファソラソファミ」の音階練習。
      <しりとり>を練習。

<ママバヨレッスン>
はぁぁぁ。私もイマイチ気が重かった。
最近ボーイングが安定せず、どうもうまく弾けないのだ。
おーちゃんと一緒で、左手が正確な位置を押さえられるかどうかなんて
次元の問題じゃないような、今日この頃・・・。

まずは二長調の音階練習。
5種類のリズムで、それぞれを下げ弓・上げ弓から始めるパターンで弾くので
計10種類の音階練習だ。
ただ「レミファソラシドレ〜レドシラソファミレ〜」と弾くだけのことなんだがなぁ、
これがまた・・なんとも・・。
下げ弓から始めるパターンはまあ何とかうまくいくのだが、
上げ弓から始めるほうは、なぜかラとソの間に変な音が入る。
つまり、移弦がきちんと出来ていないのだ。
ただ弓の動く方向が違うだけで、出来なくなっちゃうなんて情けない。
でもねー、どうも先弓の方で移弦するのって難しいのだ。

「うーん、先弓での移弦は、元弓のときよりひじを上げる角度が大きくならないと。
それから、A線からD線にしっかり乗り換えたな、という感触があってから
弓を動かさないとダメですよー。」

おーちゃんのレッスン中といい、私のレッスン中といい、
今日は愛先生のお手本をたくさん聴けて、とってもよかった。うん。
やっぱりいい楽器を良い腕前の人が弾く音は格別だ。
こういうステキな音を聴くと、せめて少しでもお手本に近づけるように弾いてみよう
という勇気がわいてくる。

で、一応音階練習を無事突破できた。
しかし、毎回必ずする練習に、毎回レッスン時間の半分を費やす私・・。
進歩がなくてすみません、本当に。。

次に、恐怖の移弦ワールドへ。
二長調のメリーさんの羊の間にA線の「ラ」が挟まっている、あれである。
先生にさらっと「はい、これ弾いてくださいね。」といわれた私は、
なぜか「有罪!」といわれた被告のような気分(味わったことないけど)になっていた。
弾く前に謝っちゃいたい気分だった。
でも勇気を出して弾いてみると、先生が想像していたよりもずっとうまく弾けた様子。
「!すごい!上手ですねー。」とびっくりされた。
でもまあ、先生がレベルを低めに設定してくれていただけで、本当に上手なわけではない。

「テンポは速めですっごく良かったんですけど、恐る恐る弾いてるって感じでしたねー。
お肌カサカサなメリーさんって感じで・・。
もうちょっと音に潤いを与えてあげてください。こんな感じで・・」
愛先生が弾くと、メリーさんの羊が名曲になるのだ。
間に「ラ」が挟まってるだけで、そりゃーもう、きれいな名曲。

ちょっとばかり図に乗って、えいっという感じで弾いてみた。
「うん、いいですね。カサカサが治りましたね。
怖がらないで音を出すことが、結構大事なんですよー。」
といって、花まるをくださった。

そうなのだ、怖がってはいけない。
音を響かせてあげないと、私のバヨもかわいそうだしね。

最後に4番の音までを使った練習曲を2つざざっと弾いて、
今日のレッスンは終了。

今日の宿題:4番までの音を使った練習曲2種類を練習。
      <ちょうちょう>を練習。




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