言葉綴り

2005年11月11日(金) パンドラの箱

キラキラと空から降りそそぐ

銀色の妖精たちを

ずっと待っているけれど

まだ来てくれない…

いつも地上に降りてくる前に

姿を消してしまう妖精たち

何もかも白く塗りつぶすように

彼方たちの色で私を消してほしい…


ユラユラと静かに揺れるあの小箱

ずっとずっと開けることなく

戸棚の奥にずっと眠っていた

あの箱を今夜開けてみよう

ずっとずっと怖かった

あの小箱を開けたらあの時の思い

きっと思い出してしまうから…

でも勇気を持ってこの手で

解き放つ時が来た事を

私は感じている…


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朱夏

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