のぶりんの『まぁべらす!』な日々
DiaryINDEX|past|will
2005年07月15日(金) |
みちのく二人旅〜最大吉報位・青森編 その1〜 |
12:55羽田発→14:05三沢着
この飛行機のチケットを取っておりました。これに乗って、余裕で三沢に着いて、18:30試合開始のケンドーカシン参戦・新日本プロレス三沢大会を観戦するはずでした・・・。
目覚めたら、11:28。一気に脳内興奮物質大放出状態。これは夢か?異次元に迷い込んだか?いや、残念ながら現実である。のぶりん、今まで生きていた中で一番と言っても良いくらいのパニックに陥る。
ダッシュで家を出たら・・・新幹線なら何とかなるが、飛行機だったら完全アウト。最大吉報位に行くのに、何でこ〜なるの!って欽ちゃんジャンプをする元気も無く、ひたすらどうするかを考えて・・・相棒の盛岡在住・みなとっちに電話をする。
みなとっちとは三沢空港で待ち合わせだったので、既に高速に乗っていないことを祈って電話をすると(みなとっちは愛車『シルビアちゃん』で移動する段取りなのです)、すぐ出てくれた。まだ自宅だとの事。かくかくしかじか理由を話すと「ど〜しちまったの?」と一笑にふしてくれた。そして、16:30までに盛岡に着くようにすれば、何とか急いでいけば試合観戦出来るとのこと。うん、それなら乗れる!
その後、飛行機のキャンセルを入れ、とりあえずシャワーを浴び、残りの荷物をまとめて家を出る。
結局、13:56東京駅発のはやてに乗って、盛岡へと向かったのでした。
新幹線の中では、「また乗り越して秋田まで行ってしまってはシャレにならん!(乗ったのは『こまち』の車両)」ってことで、寝ようにも寝付けずひたすらボ〜っとする。でも、以前は盛岡着くまでって結構時間かかった気がしたけど、2時間半で着くのね。「え?!こんなに早かったっけ?」って感じで無事に盛岡で下車出来ました。
盛岡駅には既にみなとっちが到着していて、今この時点で日本一のダメ人間と言っても過言では無いのぶりんをやさしく出迎えてくれました。みなとっち、ありがとう!本当に救われました・・・m(_ _)m
お天気にも恵まれ、車は東北道を突き進む。順調順調!カーステレオからはのぶりんセレクトの『吉川晃司ベスト』が響き渡る。二人で喋りまくり、歌いまくり、ガンガンスピード出してめちゃくちゃ楽しく走っていると、突然みなとっちが「ヤバイ!!!」のぶりんが「へ???」と振り向くと・・・岩手県警さんのパトカーが後ろから迫ってきて、あっという間に隣について、そのままか弱い女子2人が乗ったシルビアちゃんを高速出口の脇まで連れて行きました・・・。みなとっちが免許証やあれこれ書類を持ってパトカーに行き、警察屋さんのおじさん2人が質問&書類記入。のぶりんもどうして良いか解らず、とりあえず車を降りてパトカーの脇に立ち、中の様子を見ていると、「貴方は中で待ってて良いからね」と優しく追い払われる。そんな、待ってて良いからねって言われてもねぇ?!はい、そうですか、って待ってられないわい!!仕方なくウェットティッシュでみなとっちの車の汚れたところを拭いて、その汚れたティッシュをパトカーにくっつけてやろうかとちょっとだけチャレンジしたものの上手く行かず、もし上手く行っても、こんなことで公務執行妨害なんかで逮捕されたら一生が終わっちまう!と思いなおし、仕方なく大人しく車の中で待つ。
15分ほどしてみなとっちが戻ってきました。元はと言えば、私が寝坊した事が原因みたいなものだから、めちゃくちゃ申し訳なくって居た堪れなくなる。みなとっちにひたすら謝る。「もう、あきれて嫌なら帰ってもいいよ」と言うと、「何言ってるの!これから楽しむんでしょ!!いらぬ時間潰した分、飛ばすからね!」といつも(以上?)の元気で出発してくれました。ありがとう・・・(TOT)
三沢市内に入り、ちょっと迷い、Uターンに失敗してボンネット下が傷だらけになり、ボンネットがちゃんと閉まらなくなったというアクシデントもありましたが、なんとか三沢市体育館に到着。駐車場は既に満車で、出入り口に20センチほどかかってしまう入り口前に止め、とっとと会場に向かおうとしたら、警備員に見つかる。
警「だ〜めだ〜。ここさ止めちゃだめなんだぁ。万が一の時に出入りが出来なくなるからさ」
の「お願いです、どこもいっぱいで止められないんですよ。」
警「向こうの駐車場は?」
の「向こうってどこですか?」
警「ここの角をまがって・・・」
の「すみません、土地勘が無いんで今話されても解らないんです。ここに止めさせてもらえませんか?」
警「んなこと言われてもぉ・・・。お姉ちゃんがた、どこからきたのさ?」
の「千葉です!」
警「千葉ぁ?!?!そんなとこからわざわざプロレス見るために来たのぉ?」
の「そうなんです。遠いところ、苦労しながらここまできたんです!」
警「(シルビアちゃんのナンバーを見て)岩手って書いてあっぞ?」
の「彼女は岩手出身で、自宅から車をそのまま持ってって向こうで使っているんです。千葉から来たんです。お願いします〜m(_ _)m」
警「そげだ遠くから来たんなら仕方ないなぁ。何かあったら館内放送流すから、すぐに対応してね」
の「解りました。ありがとうございました。感謝致します!」
*上記の会話の内容は、一部フィクションです。
30分遅れで入った会場は3試合目が始まったばかりでした。でも、その3試合目も、トイレに行っている間に、さっさと決着がついてしまって、試合観ないで入場と退場を見ただけ。ショボ、自分(><)
ま、本来の目的はカシンが地元の青森県で試合するのを見ることだったので、メインで登場したカシンの試合はしっかり観る事が出来ました。カシンが西村をフォールして、TeamJapanの勝利!藤田もカシンも間近に観れて、とってもお得でした。地方の会場での試合はほのぼのしてて良いですね。ファンサービスもとっても良かったし。棚橋・中邑も、マイクバートンの様に、入退場時にリングサイドのお客さんにタッチしながらリングを一周するのよ。後楽園でやってたか?観た覚えないよなぁ。東京じゃシラ〜っと流されそうなベタベタなパフォーマンスもしっかり盛り上がるし。選手も楽しんで試合している感じがしました。あ、東京で楽しんでいないって意味じゃないけどね。特に、蝶野が橋本真也のお通夜出席で欠場していたからか、ライガーの弾けっぷりがステキでした。ライガー、すごいよ。
館内放送で呼び出されることも無く、無事に楽しく観戦を終え、ホテルのある弘前へと車を走らせる。疲れも見せず。愚痴も出さずに運転をしてくれたみなとっちには、本当に感謝です。ホテルそばのびっくりドンキーで、青森とはなんら関係の無い晩ご飯を取る。23時過ぎでした。ホテルの場所を店員さんに聞くと、店と目と鼻の先である事が判明。徒歩でも5分で行ける距離じゃん!
無事にホテルに付き、長かった一日に思いを馳せる。寝る準備を整えながら、明日の予定を立てる。明日の目玉は南津軽郡常盤村改め藤崎町詣出。その前に白神山地に行き、ブナの大木・マザーツリーを見に行く事にする。
明日はちゃんと起きようとしっかりと心に誓い、こんな自分でもちゃんと相手にしてくれるみなとっちに感謝しながら、のぶりんの長い長い一日は終わりを告げるのでしたzzz・・・。
|