スイス日記
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2004年11月24日(水) スイスのフィジオセラピー

同僚の女の子が肺炎になってしまって、すごい熱だったんですが、今は落ち着いて、フィジオセラピー(理学療法)に行ってるとか?

な、なんで、肺炎でフィジオセラピー?

って思ったのですが、肺の状態をよくするためのマッサージを理学療法士さんがしてくれるらしい。

スイスってすごくフィジオセラピーがさかんで、そこら中にあります。
日本のようにお医者様が利権を独り占めする構造になっていないので、理学療法士さんだけでクリニックを開業していて、一度私がお世話になったところは秘書さんと4人の理学療法士さんのクリニック。

マイプジョー号で大ゴケした後、全く右手が動かないことに気づいた私。
まじで、動かせない。1ミリたりとも。

で、急いでERに。
トリアージをしているナースの前で大げさに痛くて全然動かないのって一生懸命訴えて(日本の男の人で、お腹が痛いってあまりアピールをしなかったために、盲腸が破裂しているのに家に帰されて、死にかけた人がいる。日本男児は痛いとかっていうのになれてないんでしょーけど、外国では命取りです。)、整形外科に回してもらう。

レントゲンをとってもらったけど、骨に異常はなし。整形外科医は、いろいろこうやって、こういう風に動かせる?とかって聞いてくるけど、彼女的には全然私の腕は問題ないらしい。

こんなにも痛いのに、問題ないとはどういうことよ!!まじでいたいのよ。まじでうごかないのよ!!

って思いつつ、思い出したのは、こどもの頃の整形外科。
痛いっていってるのに、レントゲンとって、骨に異常がなかったらおしまい。
ほっといたら治るよってさもいいたげな湿布のみ!みたいな治療。

スイスの整形外科のお医者さんも痛み止めをだしてくれただけで終わりでした。

で、3日たっても、右手は全然動かない。
全く動かせない。しょうがないので、もう一度同じ病院にチャレンジ。
そんなに痛いんだったら、フィジオセラピーでもいってみる?って感じで、処方せんを書いてもらって、すぐにフィジオセラピーのクリニックに行きました。

もう、理学療法士のおじさん、神様に見えましたよ。
ここ痛い?ここは?とか5分ぐらいやって、どこを痛めてるかわかったから、と彼があててくれた超音波はドンピシャ!!

もう、そう、そこ、そこが痛いのー!!って感じ。
30分、治療してもらっただけで、少し腕が動くようになりました。
で、1か月かよって、元通りの生活ができるように。

1年ぐらい経った今もまだ少し痛いですが、日常生活には何の問題もなし。
でも、あのまま放っておいたら一体どうなっていたことやら。
というわけで、フィジオセラピー好きのカルージュなのでした。


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