スイス日記
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2004年09月29日(水) 女医彩子 白衣の告白

今、職場でアペロ(簡単な立食パーティー)をやってたので、ちょっと覗いてたんですが、
さっさと帰って来ちゃいました。


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ちょっとあんまり体調が芳しくないので、フランス語を周りで話されるのもむかつくし、だからって英語も話したくないし・・・な気分なので。

ところで、唐突ですが、秋の夜長ですよ。
3か月間の一人暮らし。夜長をどうするか?
もう、本やらDVDなんかは今さら増やせないので、と思っていろいろ探してたら、

そうだ!電子書籍。と思い付きました。
この時こそ、使わなきゃと。

でも、私はMacユーザーなので、なかなかMac対応の本屋さんを見つけられなくて。
っていうか、Macってパームとか携帯とかよりも扱い悪いんですよー、かなりショック。
Macって便利なのに。
かわいいのに。
いろいろできるのに。ぶつぶつぶつぶつ。

で、唯一あったMac対応本屋さん、そして、Macで使えるファイルっていうフィルターをかけてみると、
中島らものエッセイ1個、森瑶子の対談集1個、そしてそして、女医彩子先生シリーズですよ。
へっ?こんだけしかないの?

で、(しょうがないので)やっぱいっとくしかないでしょう!彩子先生。
なんてったって、白衣の告白ですから。
これで、アダルト系じゃないんですから。(←要するにこんなアダルトちっくな題名をつけないと売れない本っていうことですね。)

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著者はよくしらないですが、本物のお医者さんらしいです。何歳ぐらいの人かも知らないですが。男です。
大体、お医者さん著者の本って、そんなに裏切らないじゃないですか。
題材にも困らないし。
あの渡辺淳一ですら、昔の本はかなりいいですよ。

一応、本の宣伝としては、医療現場から見た現代医療の問題みたいな、なんかブラックジャックによろしくみたいなのりなんですよ。

まず、気に食わないのが、随所に出てくる、
”俺はお医者だからこんなことは知ってるけど、一般市民は知らないだろう”っていう感じのひけらかし。それが、本当に、ほおー、さすがだ!って思えるようなことだったらいいんですけどね・・・

文体は、まるで小中学生向き小説かと思えるぐらい、ひどいです。大人向きでこんなにもひどい文章の本(しかも文庫になってる。)を私は今まで読んだことがありません。

そして、サスペンス。
一応、サスペンス調なんですよ。
彩子先生、謎ときますよ、みたいなノリなんですよ。
は?それ、謎解きのこたえだったの?え、それ、が用意してた答え?
って、謎じゃないじゃーんって感じで終わります。
ちなみに、こんなひどい結末のサスペンスを読んだのも初めてです。

まあ、でてくる女の描かれ方は彩子先生を含め、言わずもがなですね。
(私は横山秀夫が書く女もあまり好きではないぐらいなので、とってもこの点には厳しいのですが。)
それにしても、彩子先生、25歳で、処女・・・。
ちなみに、私が大学生の頃に出版された本です。
私はやっぱり化石なのか・・・。


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