おぼっちゃまは　仕事から帰るとき

必ず　今から帰りますコールをしてくれる。

おちゃびが動けなくなって　買い物にあまり出かけられないので

何か必要なものはないか？の　確認電話なのです。


ある日・・・


おぼっちゃま　「今から帰るけど　なにか必要なものある？」

おちゃび　「うん！　春巻きかな・・」

おぼちゃま　「わかった」


待つこと　２時間近く・・遅い！

どこまで　春巻きを買いに行っているのか？？？

それから　しばし待つこと１５分・・・帰ってきました。


おぼっちゃま　「はい！」と　春巻きを手渡された

おちゃび　「ん？」　なんだ？この薄っぺらい袋は？


開けてみると　布にような物が入っていた


おちゃび　「なに・・これ？」

おぼっちゃま　「なに？って　腹巻だよ！」

おちゃび　「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

おぼっちゃま　「もう　探したんだから！　女性の下着売り場にまで行って
　　　　　　　　分らないから　店員さんに腹巻はありますか？　とまで
　　　　　　　　聞いたんだからな！サイズが　分らなかったから取り合えず
　　　　　　　　Мサイズを買ってきたけど　それでいい？」

おちゃび　「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

おぼっちゃま　「なに？　不満なの？」

おちゃび　「うっうっ・・ぷっぷっ・・ぶっはっはっはっ！」←大爆笑

おぼっちゃま　「なんで笑うんだよ！」



おちゃびは　笑いをこらえながら言った

　　「私が　頼んだのは　腹巻ではなく　春巻き！なんだけど・・・。」


行き場のない腹巻は　しばらく　ひょうきん娘のお腹に巻かれ

役目を果たしていました。

おちゃび ｜

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