プープーの罠
2009年02月09日(月)

もとめるもの

でかける用があったので

しばらくヒマしている

と言っていた
八木くんに

『ランチでもどうか』

とメール
したらなかなか返事が
なく
て、

電話すれば良かった
と思いつつ、

しばらく
 ぷら
   ぷら
と時間を潰し、

いい加減ランチ
って時間でもなくなった
のでパンを買って帰り、
家で一人で食べた。


結局その日は返事が
なくて
次の日の遅くに

『昼寝してずっと寝てた。
 だるいから無理かも』

とメールがきた。


まただ。
相変わらずだ。

気まぐれで
自分の都合の良いとき
だけ
寄ってくる。

いい加減イラッとする。

毎回そうだったけど
 些細なことにイライラして
 可能性を自ら断ち切るのは
 くだらない
と思っては
少し時間を置いて頭を冷やし
『また今度ね』
と残念ぶりを分かりやすく表現し
彼に伝えていた。

今回は
一時間くらい置いても
イライラは収まらなかった。

ヘタな駆け引き。
結局彼は私をどうしたいの。

私が勝手に誘って
勝手に怒ってる。
それはそうなんだけど。

無視しておけばいいものを、
『そうですか』
と返事をする。
絵文字も
また今度
という言葉も入れない
嫌味で
攻撃的で
冷たい
メールを
わざわざ。

何も生まれやしないメール。

彼はきっと傷つくだろう。
彼の待っているメールは
いつもの大層残念がり
媚を売るようなメールだ。

自分は好かれている方の立場
だと優越感に浸れるような。

くだらない。


これで終わってもいいと思った。
先日のことも相まって
嫌いになりそうだ。


もう誘わないよ。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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