2006年05月01日(月)
イマジン
ゴールデンウィークの時期にはまだ苦い思い出と後悔が過る。 八木君と別れてからちょうど2年が過ぎた。 年を取ったなと思う。
熱病のごとく ぼっ とニライさん新星さん城さん早稲田さん 視界に入る人々にいちいち もしこの人と付き合ったら と考えていた少し前。
私はきっと 彼氏が欲しかった んだ。 この人と付き合ったら 私は忘れるのだろう、と。 何を?彼を。
八木君を。
結局は生粋のめんどくさがりが いない方がマシ という結論を出していたに過ぎず、 そこにたまたま相手から声がかかってしまった に過ぎない。
今日も早稲田君が泊まりに来る。
そろそろ仕事が終わるくらいかなぁ と思っていたところにメール着信。 サブディスプレイにチラと見えた名前は 八木君。 最後に会ったのはあれだ、 ライブハウスで逃げ帰った去年の冬。
またライブでもやるのだろうかと予想、 反して内容は 『仕事をお願いしたい』 とのこと。
君、私の仕事の力量を まったく 信用して なかった じゃない?
『お元気です?僕は何一つ変わっていないです』 と彼は言う。
私は変わったよ 新しい彼氏もできたんだ
そんなことは決して言わないけれど。
無難な言葉を返信し、駅まで早稲田君を迎えに行った。 迎えに来るなんて初めてだね、と彼は破顔し、 手をつないで一緒に帰る。
多分、仕事は頼まれないだろう。 ただまだこの番号がいきているのか、 確認したかったのではないか そうする以外他にもう話題なんてないのだし。
携帯の契約を2年先までした。 ソフトバンクは会社として嫌いである でも私はボーダフォンをやめない。 それは早稲田君とラブ定額だから では、きっとない。
|