プープーの罠
2005年01月04日(火)

ロケットは遥か彼方

トールさんから電話をもらい
下北沢でスープカレーを食べに行く。
トールさんは八木君にも声をかけた
と言っていた。

節目がある度に気持ちをリセットしている
はずなのにどうしても心がざわざわする。
次は私の誕生日、
その次は彼の誕生日、
いずれにせよ春がくる頃には
リセットのタイミングすら失う。

結局八木君は来なかったですが、

最近この集まりのメンツが
少しずつ変わって来ていて、
割と顔を出している私でさえもすでに
半分は面識がない。
八木君もこのままフェードアウト
してしまうのかも知れない。

日が暮れるまでカフェでまったりした後
駅で別れ、私はウインドウショッピング。
欲しいものがあるわけでもなく。

奇妙な愛らしさを誇示した平ぺったい靴があり、
爪先まで丸いのでこじんまりと見える。
私が履くべきはこういう靴なのだ
ろうけれど、私は
指先3cm前まで尖んがり、背伸び
したまま固定するかのようなヒールでダメ押し
に自分を大きく見せる
ことを不思議と選択している。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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