プープーの罠
2004年10月26日(火)

リラックスゥ

またトイレのドアが壊れている。

私は喫煙をしない。
仕事の合間に一服という離席する
ような休憩時間をコンスタントにとらない
ので、ずっと席に座っていて
仕事の合間にニューストピックを見る、
仕事をしながらチョコレートをかじる
その程度、
とても勤勉に見える。

森君はいつだったか
 人と話すためにタバコを吸い出した
と言っていた。
なるほど確かに 会社の喫煙所は コミュニティゾーン
なのかも知れない。

私にも社交性があったなら今頃は 喫煙者 だった
のだろうか、それとも喫煙習慣があったならもっと
社交的 だったのか。

席を離れてみるも特に行くところもない
から、そういう時はトイレに行き
便座に腰掛けてぼんやりしてみる。

私の休憩は孤独になるところに存在している。


トイレから戻る時に女の子達が会議
室でお菓子をつまみながら談笑
しているのが見えた。

あぁ同期の同僚というものはこんな感じ
なんだなぁと ふ と思う。

これが学生であったならば、私はきっと
授業の合間の休み時間には時間つぶしに仕方なく
次の授業の予習をしてみたり本を読んでみたり
して謀らずして優等生になっている
ところかも知れない。
今の私はそれとさして変わらないシチュエーション
ではあるけれど、それを憂鬱に思った
りはしない。

学生時代の集団行動は 協調性
というよりもただ単に 群れる ことを強迫
観念で押しつけ、それは社交的な子も
そうでない子も教師も父兄もみんな、
群れるべき だと思っているからだ。
そういう意味でやはり、
社会人とは自由なものである。


会社の行き帰り、お昼休み、
私は本を読んでいる。

酒井順子
『アナタとわたしは違う人』
鋭い切れ味、辛口、皮肉めいた文体をウリにしている
というのは一目瞭然、
女性を色々な切り口から二分してその人物像を
事細かにプロファイリングしている。

どちらかと言えば優性種、
いわゆるメジャーな女性像、
つまり自分が 属 し て い な い 方
の思考をここまでハッキリ断言する
というのは、さしあたって身の回りにいる特定の人
のことなのだろうか、もしくは
そういう人に よほどイヤ〜な目にでも遭わされた
のだろうか
てなかんじ、悪口
というか、ひがみ
というか、何というかまるで

負 け 犬 の 遠 吠 え

のようだと思いきやこの人がまさに
「負け犬の遠吠え」を世に広めた張本人らしい。
あらら確信犯なのか?
そのうちそれも読んでみたいと思います。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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