2004年04月03日(土)
宇宙の旅
卓球見てきた。圧倒。
クラブ帰り、てろてろと歩いてハニちゃん宅へ。
家につくなり寝る。
最近 気絶しそうなくらい眠い。
髪の芯までタバコ臭い。
昼頃、ハニちゃんの話し声で目が覚める、
電話中、たぶん"好きな人"だ。
明日一緒に映画に行くらしい。
今日?○○行くの?
今日は無理そう。楽しんできて。
じゃ、また明日。
暖かい日、手繋いで桜並木の下を歩き、
商店街の裏とか、小学校とか。
ハニちゃんはケータイの電源を切っている。
幸せを感じながら風に吹かれている。
桜が舞い散る。
うちに戻り、ケータイの電源を入れると、途端に着信。
ケータイの小さな穴から筒抜けで聞こえてくる声。
"好きな人"だ。
「出かける用意できた?」
ハニちゃんは仕事が忙しいからと断り、
そう、彼は私のことを友達には言わない。
「○○くんから?」
尋ねる私に、彼は笑いながら
行かないって言ったのに用意できた?だって。と言い
それからぎゅうと私を抱き締め、好きだよと言う。
すっかり日も暮れ肌寒くなってきた頃
玄関のチャイムがなってインターホンから大きな声
"好きな人"が突然来たとのこと。
私はもたもたと服を着て、それから
勢いよく弾むように家に上がってきた彼に
コンニチワと挨拶をする。
この人、ハニちゃんが自分を好きだということ、
だから強引にされると弱いということ
多分、
分かってるんだ。
ハニの家に予想外に女がいて
しかもそれがいかにも
今までセックスしてました風情
で、ベッドに座っている情景を見て
この人は
何を
思ったのだろうか。
ハニちゃんはまた
仕事しなきゃだから行けないって
と言い、これで勘弁して、と
何だか大事にしてるっぽい何かをあげて追い返す。
今日はXデーになるかしら。
これでハニちゃんと彼が
何だか気まずくなってフェードアウトしてけばいいのに。
と、ハニちゃんの一番の友達に対して念じてみる。
どちらかと言えば
「君が他の人と一緒にいるのを見てやっと気付いたんだ!
僕は君が好きだ!」
「本当かい?実は僕も前から君が…」
要潤 調でお送りしましたが
そんな陳腐な展開の方が有り得る。
そしたら私がフェードアウト
むしろカットアウト。
ずっと一緒にいれたらいいのにね
と、捨てゼリフを投棄して家路につく。
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