プープーの罠
2003年08月15日(金)

露光オーバー

おじいちゃん家に行く。ド田舎である。
不便過ぎていっそ好感が持てる。



出所のわからない音がいっぱい聞こえる
不思議と怖いことはない

ツバメのヒナが
巣からなだれ落ちるようにして
干からびていた
何があったのか
知る由もない

風が冷たくて
今が夏だということを
うっかり忘れそうになる

お墓にはたくさんの猫がいて
みんな縦長になった瞳孔で
こちらの様子をじっと窺っている

死者が還ってきてるらしい

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

My追加