プープーの罠
2003年07月10日(木)

わざわざ覗き部屋借りて脱いでる匿名希望の露出狂なわけさ

日記は消えない思念だと思う。
言わなかった言葉と
殺した感情が溢れてる。
もし私が死んで、肉体も魂も消え去っても
この思念は残る。



私は友達には自分のサイトを教えない。
別に考えに裏表があって壁を作っているわけじゃない。
親しき仲にも礼儀あり、じゃないけど
親しいからと言って全裸を見せ合う必要はないと思うし、
親しいからこそ恥ずかしい。

顔を隠した状態で自分を解放し全裸になる。
知らない人に見られたってどうってことない。

私は交わりを求めてるわけじゃない。
きついから苦しいからむず痒いから脱いでいるだけで
見ている人は所詮出歯亀にすぎない。

それがひょんなコトで顔を知る。
すると途端に生身の人間になって見える。
文字だけでは見えなかった私の輪郭を目にして
私の全てを知ったような錯覚に陥る。
親友のような気がする。

それは気のせい。

私が何の前触れもなくサイトを閉じて
誰にも教えないままここに引っ越した
それに関して
憤りを感じている人もいるかも知れない。
裏切りだと思う人もいるかも知れない。

顔を知った状態で毎日全裸を見に来られる。
私も覗きに来ている人の顔を知ってる。
だんだん脱ぎにくくなってくる。
私の思念が必要以上に暗号化され
自分ですら見えなくなってゆく。
それじゃ意味がないの。

人に見られることを前提にして書いているけど
人に見せるために書いてるわけじゃないから。

でも読んでくれてありがとう。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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