日記(仮)

2005年04月28日(木) これで明日はゆっくり過ごせる

それは、昨日の昼休みの1本の電話から始まりました。

「○○さんの代わりに電話をかけているのですが、
 ■■(←病名)の薬が入っていないと言われています…」

○○さんは高齢の女性で耳が聞こえません。
話は普通にされるので、途中で聴覚を失った方のようです。
(こちらからの話は筆談になります)
電話は施設の職員からでした。

薬局に勤めていると、誰しもこのような経験があると思います。
もう一度探してもらえば、「ありました!!」ってこともあるし、
(↑ 結構、多いパターン)
薬局側に非があることもあります。

今回の○○さんの件は、
来局時はこの患者さんお一人だけで、
他の患者さんの薬と間違える可能性は無く、
この方のために箱の封を切って薬を取り出してたし、
私の記憶もはっきりしてたので、
もう一度探してもらえませんか?と伝えて電話を切りました。

しばらくして、また施設の職員さんから電話。
○○さんが話をしたいとのことでした。

○○さんが話し始めます。
「私は耳が聞こえませんから、一方的にしゃべります。
 〜※△×□〜〜※□〜△………」
途中でブチッと切れてしまいました。
要は「私は間違っていない」と言われてたんですけど。

仕方がないので施設に電話すると、
電話をかけてきた職員さんが出たので、事情を話しました。
職員さんは○○さんの話を鵜呑みしてて、
確認はしていないとのことで、
一緒に確認をしてくださいとお願いをしました。

…。
待てども待てども連絡はありません。
1時間経って、こちらから電話を入れました。
別の職員が出て「その職員は席を外してます」ってことだったので、
連絡をくださいと伝言しました。

最初の電話から約4時間。まだ連絡はありません。
そろそろ仕事終わりの時間だったので、再びこちらから電話。
「まだ確認してなくて…。
 ○○さんは、薬はもう要らないと言われてます。
 今日はもう確認できないと思います。」

何やっとんじゃー!!
電話をかけてきたの、そっちやろ。
さっさと調べなさいよ!
必要だから出てる薬なんだから、要らないでは済まない!!
と、心の中で思いながら、
明日でもいいから調べてくださいと伝えました。


〜〜〜〜〜〜〜


で、今日です。
結局、連絡はありませんでした。
後から判ったのですが、
昨日の職員は今日は休みで申し送りもされてませんでした。
何ていい加減な施設…。(名前を出したいくらい)

今日は昼過ぎで終わりなので、その施設に行けると思い、
社長のとこに行って事情を説明。
私はとりあえず確認をしに行くつもりだったのですが、
社長は「ないというなら渡さないといけんやろう」と言うので、
薬も持って行きました。
(お高い薬で、ウーって感じでした)

○○さんの部屋に上がらせてもらって、
話をしました。(私はひたすら書く)

判明しました。
以前かかっていた病院の薬とごっちゃになってて、
それが入ってないと言われてました。
○○さんが来局されたのは、今回が4回目。
ずっと処方は同じだったのに、
今回に限って何故?
手元にどの薬がどのくらいあるかなんて把握出来ないもんなぁ。
ましてや、他所からの残薬なんて…。
点眼薬なので、内服薬のように一包化って出来ないし。
でも、案外多いことなのかもしれません。

とにかく○○さんには納得してもらえて解決したので、
明日は気持ちよく休めそう。
後は、休み明けにドクターに報告して終了です。



 < 過去  INDEX  未来 >


きら [MAIL]

My追加