ゼロノオト

2005年07月28日(木) 消えるについて

耳に入ったシャワーの水がどこかへ消えた。

プールでは入らなかった水がシャワーで耳に入った。耳を下に向けて振ってみるも、あの「じゅわ〜」と供に出てくる前段階の、「ボ〜ン」という感覚があるのみ。耳の奥でゴムまりが跳ねているようにである。ケンケンしながら耳の上あたりをトントンしてもやはり出ない。作戦を変えて綿棒で吸い出そうとするも、どうやら水は綿棒が届かない奥の奥の方まで入り込んでしまったようだった。
あきらめてゴムまりと一緒に出かけた。

太陽チャリ日差し風未来生まれたての僕らポカリスウェット。

電車に乗りながら水泳と孤独と歌について思考を巡らすうちに耳の水は蒸発したか体内に取り込まれたか、消えた。「じゅわ〜」無しに、消えた。

久々タワレコ試聴「気づくとレジでお金を払ってた現象」

こうしてお金も消えていく。




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