金曜の夕方、ワルシャワのとある銀行で立て篭もりがあった。 犯人は大金を騙されたとか言って銀行に立て篭もり、爆発物も隠してあると脅してる。夕方5時ごろからの話。
私がその話に気付いたのは9時過ぎだったんだけど、どのニュース番組もリポーターがマイク持って話してるだけで、特に映像はナシ。 スタジオからも同じ情報ばっかり繰り返し。 特別番組に切り替えた所も少なく(切り替えても数十分で通常の番組に戻ってた)、ニュース速報が字幕で流れる程度。
なんか日本のワイドショーに慣れてると、この報道はしんせんですな。 ヘリで銀行を上空から移すわけでもなく。 犯人と思われる人の職場とか自宅に押し寄せるわけでもなく。 犯人の見当がついてないなら、その銀行の別支店の人でも捕まえて、何か感想なり今後の対策なり社の方針なり、聞き出そうともしてないしさ。
犯人がTVを観てるらしいとか言ってたから、まぁ戦略上の理由でヘリからの映像とか無いのかしらとも思いつつ、それにしたって 「つい先ほど、首都のテロ対策班(ってゆうのか?)が建物に入っていきました!」 とかリポーターが言うだけで、映像が無い。 どうせ報道するなら映像付きで頼むよ〜とワイドショー慣れした日本人は思う。
あ、ワイドショー慣れって別に私がいつもワイドショー観てたわけじゃなくて、ワイドショー式の報道に慣れてる国民としての発言だからね、間違えないでね。
で、結局そのテロ対策班が犯人を連れ出したんだけど、映像は一瞬。 リポーターは同じ番組内で犯人を「50歳」と言ったり「50歳を過ぎた男性」と言ってたり。同時に流れてるテロップは54歳になってるし。 何だかな、と思いつつ、ちょっとした異文化体験になったけど。
ちなみにけが人などは出てないっす。
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