私が通う語学学校は、難民指定を受けた人達に無料レッスンを提供したりもしてるけど、基本的には先進国のお金持ち外国人を相手にしてる。 ポー人相手の語学学校(英語やフランス語を教えてる)に比べると授業料は倍くらいするけど、他のポー語語学学校(モチロン外国人対象)と比べると飛び抜けて値段が高いわけでもない。
そして今日のポー語レッスンのテーマはワルシャワに住む外国人の話。 どこの国出身者が多いか、在住目的は、どの地域に住んでて休日は何をしてるか・・などなど。 テキストの文章には 「ワルシャワに住む外国人の多くはアメリカ、ドイツ、オランダ人で、近年はフランス人とイギリス人も増えています。その他ロシア人やアジア人も居ます」 とあった。 ヨーロッパの国々は細かく分けて書いてんのにアジアは一緒くたかよ。 共産時代の交換プログラムで大量入国したベトナム人や近年大宇の進出で入ってきた韓国人、日本人より一桁多いインド人もみ〜〜〜んな「アジア人」で済まされてる。 ロシア人(というか、旧ソ連人)の方がオランダ人やフランス人なんかより圧倒的に多いと思うんだけどそれもサラリと流されてるし。
外国人はどこに住んでるか?という話でも、中心街にベトナム人が多く住む建物があるらしく、そこは「北京の館」と呼ばれてるとか、そんな話。 北京はベトナムにあるんですか? そして先生が私に「ポー人はその辺の区別がつかないの、ごめんなさいね」と言ってきたのもフクザツ。何故私に謝る?
金持ち外国人はワルシャワ南部の巨大豪邸に住んでるって印象があったんだけど、この授業で初めて「○○地区はイギリス人が多い」とか「フランス人は××エリアに住む」とか知った。 つーかみんな、よくそんな事知ってるね。
「ワルシャワのどこに行けば外国人に会えますか?」の先生の質問に 私 「ロシアンマーケット」 生徒1「○○ホテルのスポーツジム」 生徒2「ビストロ××のサンデーブランチ」 と、答えてて生活の違いを感じる。
ロシアンマーケットって違法コピーのCDやブランド商品、密輸酒・タバコなどと一緒に使い道の良く分からない妖しい物も並んでる朝市。安い服やカバン、靴も手に入る。 牛耳ってるのはロシアンマフィアって話だけど、実際は旧ソ連人かもしれない。売り子は正に人種のるつぼって感じで、旧ソ連人はモチロン、ベトナム人、中東やアフリカの人も沢山。 でも今日のレッスンのテキストでは一言もロシアンマーケットについて触れて無かった。
テキストを読んでからの会話も、どこのブランチが美味しいとか、どこのカフェに外国人(西欧人)が集まるかとか、どうも私が日常的に接していない生活についての話が中心。 元々私、小洒落た店って苦手だしなぁ。 小汚い地元の人が行くようなパブやレストラン、クラブが好きなんだよねぇ。安いし気楽だしボッタクリも少ないし。
「海外の日本人は固まってばっかりいる」って批判はよく耳にするけど、他の外国人だって結構固まってんじゃん、と思った。
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