2004年07月11日(日) |
正しくないロックファン |
自称ロックチックのゲラッチです、こんばんわ。 このロックチックって言葉、日本語で浸透してるのかちと不安。なのでちと説明をば。 ロックチックの「チック」ってのは、「ドラマチック」や「ロマンチック」のチックとは違うよ。Chick なの。だから間違ってもロックティックとは言えない。いや、今の日本語では言えるのかも知れないけど、そうなると意味が変わっちゃう。 Chickとは「ヒヨコ」って意味で、スラングでは「おねーさん」って意味もある。だからロックチックはロック好きなおねーさんって事ね。
”あの”コートニーラブ(40歳)が”あの”グロテスクな化粧で「私はロックチックなのよー!」と叫んでるのをMTVで観て以来、年齢にも見た目にも負けずにロックチック宣言をしても良いんだと悟ったわけです。 だからロックチック。
ところでポーのロックファンってのは、私の好みと微妙にズレがある。 ポーロックは脇に置いて置くとして、英米の音楽中心に分類すると3タイプ。 1.やっぱり東欧、メタルな方たち。 2.クラッシックロックオンリーで、最近のロックが嫌いな方たち 3.最近のアメリカのロックが好き。但し最近とは1990年以降を指す。
1のメタルな方たちは、最近のハードコアなんかも結構聴いてる。が、当然ルーツはジャーマンメタル。14歳のコアなメガデスファン(しかもオジー一家の放送がMTVで始まる前)に出会った時はちょっと衝撃的だったな。何でポーでは若い層の人達がこんなにメタルに詳しいんでしょ。不思議。 私自身がメタルに詳しくないので、この類の方たちとはあんまり話が続かない。
2のクラッシックロックな方たちは、ツェッペリンファンが圧倒的に多い。ドアーズ、ツェッペリン、ジミヘンは大人気なのに、日本で(と言うか世界で)売れてるビートルズやストーンズの人気はイマイチ。英会話講師の頃、1学期に300人くらい生徒が居た中で、ビートルズファンは1人しか出会わなかったよ。不思議。 あ、あとデビットボウイファンも結構居たな。
3のアメロックの方たちは断然ニルバーナ&パールジャム。オフスプリングも好きかな。最近のバンドではリンキンパーク。つーか、彼ら的にはニルバーナも最近のバンドなんだけどさ。
ま、そんな方々が殆どなワケで。だからロックなクラブに行っても、微妙に私好みな選曲とはズレる。イギリス発のスカスカなロック・ポップとか、絶対聴けない。
で、1つ大きく抜けてる事に気づかない?そう、パンクが全然無いの。 「パンク聴かないの?」とロックファンに聴くと、みんな口を揃えて「パンクは古い」とのたまわる。 ジミヘンとかツェッペリンな方々に言われたくないっつの。 「パンクは80年代じゃないか」とか言いやがる。 70年代だっつの。何でパンクばっかり「遅れてる」扱いされるのか不思議でしょうがない。
ポーでパンク好き宣言すると、同年代(30歳前後)の人には 「フ、若いね」 と言われ、もっと若い人達には 「ああ、パンク好きな年代の人なんだね(=年寄りだね)」 と言われる。何か理不尽じゃない!??
この謎が今日ちょっと解明された。 ポーではパンク=反共産主義運動なんだって。ま、パンクって反体制だとは思うんだけど、ポーでは反共運動真っ只中の時にパンクが来て一大ブームを起こしたわけさ。で、パンクが反共に力強く支えられた分だけ、共産主義じゃなくなった今になってパンクを聴く必要がないのだそうです。 反対する体制も無いのに何でパンク聴くの?なんて質問されちゃうと、消費者社会でのうのうとぬるま湯生活送りながらパンク聴いてる私としては、返す言葉がないですわ。
ちなみに私、ロックの王道と言われるバンドを通ってないので、ジミヘンとレッチリ間違えたり、クラプトンとザ・フー混同したりしてる。 最近ゲラ夫にマジ切れされたのが、ツェッペリンとAC/DCを間違えた事。だって似てない?
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