嫉妬
一週間も一ヶ月も、あっという間に経過するのに
なぜか一日が長い。

彼の仕事に、また人が増えた。
忙しいのにその人たちの面倒まで見なければならなくなった。
一人は女性。
彼の近くにいるというだけで羨ましい。

 どんな人?

 知らない。

 話さないの?

 うん。

 姿かたちとか、見るでしょう。

 ただのオバサンにしか見えない。
 化粧臭い。

香料のきつい化粧品を使っているらしい。
少し安心する。
彼は香料が嫌いだから。

呑み会には、どれだけ行っても平気なのに
同じ部屋で仕事する女性に嫉妬する。
今までこんなことなかったのに。








2005年09月15日(木)

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