当たり前じゃなくなった
ケーキが食べたくなった。
こんなときいつもお世話になるのが、ライブドアの東京グルメ。
徒歩圏内でケーキショップを探す。
自転車に乗ると、行列ができる店まで行ける。
でも、今日は徒歩圏内で行ける店を探した。

近所にはケーキショップが6軒ある。
ほとんどが午前中に売り切れたり、少ししか作ってなかったりの
よく言えばこだわりの店で、買い手にとっては迷惑な店。
見つけた店の住所をメモして、地図で確認。
歩いていけるどころか、いつも行くコンビニより近い。

メモを持っていかなくても、ここなら見過ごさないだろうと
散歩にもならない距離を歩いた。
ぐるっと一周して、見つけられなかった。
どうしてなんでしょう。
部屋に帰って、もう一度地図を確認。
店の前を通っていた。
定休日でもないし、営業時間内だったし不思議。

何度か彼が連れて行ってくれた店のチーズケーキを思い出した。
チーズ風味のプリンみたいだった。
甘さ控えめでコクがあり美味しかったな。

東京にいるということは、ケーキだけでなくあらゆる種類の有名な店
に行けるということ。
服、靴、アクセサリー、食事などなど。
どこかを歩けば撮影風景を見かけ、先行ロードショーもある。
その恩恵に浴そうとしないのは、私がやはり面倒くさがりだから。

結局、ケーキは食べてない。
後でもう一度行こうと思っただけで、気がついたら夜だった。
キースマンハッタンのデイジーが食べたいと、去年はあれほど
思ったのに、買いに行こうとしないな。
今食べたいのは、メリッサのオペラだけれど、それも面倒で、
誰かが買ってきてくれるまで、思い出しながらもきっと行かない。

週に一度、必ずメリッサのケーキを買ってきてくれた人がいて
それが当たり前だったことが懐かしい。
映画は指定席だったし、出かけるときは車の後部座席。
いろんなことが当たり前だった。
今はそうじゃないのに、まだわかっていない自分がおかしい。
なんでも一人で決めて、一人でやっていくふうに見られ
自分でも勘違いしていたけれど、一人では何もできないみたい。

2005年09月03日(土)

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